28日(金)のホープフルステークス[G1]に出走するニシノデイジー。
出走メンバー唯一の重賞勝ち馬であり、札幌2歳ステークス[G3]、東スポ杯2歳ステーク[G3]と既に重賞2勝を挙げており、実績面でいえばホープフルステークス[G1]はニシノデイジー1強といっても過言ではない。
成績的にも4戦3勝2着1回とデビューから4戦全て連対しており、大崩れしない安定感はG1の舞台でも評価できる成績といえるのだが、なぜか評価は上がらない…。鞍上は昨年31勝を挙げてリーディング34位の勝浦正樹騎手。G1競走は2002年のNHKマイルカップ[G1]をテレグノシスで初制覇、2007年にゴスホークケンで朝日杯フューチュリティステークス[G1]を2つ目のタイトル奪取に成功したが、その後はG1タイトルが遠ざかっている。
デビューして3走目で勝った札幌2歳ステークスは6人気(単勝オッズ28.2倍)での勝利。札幌2歳ステークスといえば、過去にジャングルポケット、アドマイヤムーン、ロジユニヴァースなどが勝っており、レベルの高い2歳重賞というイメージが強いが、ニシノデイジーに関しては、展開の向いた穴馬が激走という評価に留まった。
続く東スポ杯2歳ステークス[G3]では、出走したメンバーの中で唯一の重賞勝ち馬でありながら、人気は8人気(単勝オッズ38.4倍)と札幌2歳ステークス[G3]よりも低評価だった。当時、ルヴォルグやヴェロックスという良血馬がいたこともあるが、重賞を勝っているのに8人気というのは、札幌2歳ステークス[G3]を勝ったが世間では評価されていなかったということだろう。しかしニシノデイジーはそんな評価をもろともせずに、東スポ杯2歳ステークスでも先頭でゴール板を通過した。
競馬というものは面白いもので、前評判だけに人気になり成績よりも人気が先行する馬もいれば、ニシノデイジーのように結果を残しても人気になりづらい馬も存在する。
今回はG1競走のホープフルステークス、東スポ杯と同じで出走メンバー中、重賞勝っているのはニシノデイジー1頭だけ、しかも重賞2勝。さすがに今回は評価され、人気の一角に推されると思うので、ココでの走りが重要になってくる。
「やっぱりフロックだったのか」「G3だから勝てたんだ」と言われてしまうのか、それとも「重賞2勝はダテでは無いね」と認められるのか、鞍上の勝浦騎手にとっても久々のG1勝利が狙える馬。人馬共にココが正念場、どんな走りを見せてくれるのか注目してみたい。
枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 |
---|---|---|---|
1 | 1 | ニシノデイジー | 勝浦正樹 |
2 | 2 | ブレイキングドーン | 福永祐一 |
3 | 3 | キングリスティア | 内田博幸 |
4 | 4 | ヒルノダカール | 松田大作 |
4 | 5 | サートゥルナーリア | M.デムーロ |
5 | 6 | ハクサンタイヨウ | 松岡正海 |
5 | 7 | ミッキーブラック | O.マーフィー |
6 | 8 | アドマイヤジャスタ | C.ルメール |
6 | 9 | ジャストアジゴロ | 田辺 裕信 |
7 | 10 | マードレヴォイス | 三浦皇成 |
7 | 11 | ヴァンドギャルド | C.デムーロ |
8 | 12 | タニノドラマ | 池添謙一 |
8 | 13 | コスモカレンドゥラ | 戸崎圭太 |
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