【コラム/日本ダービー】サートゥルナーリア2冠達成なるか?

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日曜日は競馬の祭典、東京優駿、日本ダービーが行われる。過去86回、東京競馬場の芝2400mの舞台で、数々のドラマがあった訳だが、今年の注目は4連勝と無敗で皐月賞を制したサートゥルナーリアの2冠達成なるかというところだろう。

サートゥルナーリアのお父さんとなるロードカナロアは、国内G1競走4勝(スプリンターズステークス2勝、高松宮記念、安田記念)、海外G1競走2勝(香港スプリント2勝)の名馬。主に1200mで活躍したスプリンターで、類稀なスピードはサートゥルナーリアにも受け継がれているようだ。そしてお母さんのシーザリオは、2005年のオークスを勝ち、その後すぐに海外遠征。見事アメリカンオークスステークスを勝つという離れ業を成し遂げた名牝の1頭。
走る事を約束されたような良血馬の間に生まれたサートゥルナーリアは、3連勝で2歳G1のホープフルステークスを勝ち、4連勝で皐月賞制覇という父や母の名に恥じない成績を残している。

今年で86回目を迎える日本ダービーの歴史の中で、皐月賞、日本ダービーの2冠を制した馬は23頭いる。近年では2015年に2冠馬となったドゥラメンテ、鞍上はM・デムーロ騎手。無敗での2冠馬となると2005年のディープインパクト以来となり、仮にサートゥルナーリアが今年のダービーを勝つと、11頭目の無敗のダービー馬の誕生になる。

気になるデータも存在している。皐月賞はルメール騎手が騎乗しての勝利したが、そのルメール騎手が騎乗停止となり、今回はレーン騎手に乗り替わる。
過去10年の勝ち馬に乗り替わりで勝った馬は1頭もおらず、1985年のシリウスシンボリが最後。ダービーをテン乗り(その馬にレースで初騎乗すること)で制したのは、1954年のゴールデンウエーブと実に64年もの間、勝っていない。

一生に一度しかない日本ダービーの舞台で勝てるのか、ジンクスを乗り越えて2冠馬となるのだろうか?ここまでくると能力や実績といったものではなく、サートゥルナーリアがダービーを勝つ運を持っている馬なのかどうかということだろう。持っているのか持っていないのか、日曜日の走りで証明される。

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