【特集】今週末からの北海道シリーズを徹底攻略! 函館競馬場・札幌競馬場のコース傾向と対策

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【北海道シリーズ】函館競馬場・札幌競馬場コース傾向対策

今週は始まる北海道シリーズ、今週から函館競馬場で6週間レースが行われ、7月27日から札幌競馬がスタート。函館と同じく6週間に渡ってレースが開催され、9月1日をもって北海道シリーズが終了する。

1年でも夏の時期にしか開催されない、函館、札幌競馬。新潟や小倉に比べて涼しい北海道、調整しやすく馬も夏バテしにくいので、関東、関西の有力厩舎はこぞって北海道で2歳をデビューさせる。これは毎年のことだが、函館、札幌デビューの2歳馬はレベルが高い。
これから2ヶ月半に渡って開催される北海道シリーズでしっかり馬券を取っていく為に、函館競馬場と札幌競馬場の、あまり知られていないコースの特徴について確認していこう。

函館競馬場の芝コース1週は約1626.6m(使用するコースによって若干異なる)。4コーナーからゴールまでの直線は262.1m、数ある競馬場の中でも直線の短い競馬場で知られている。
函館競馬場で最大の特徴といえるのが高低差。2コーナー付近が競馬場の中で一番低く、3、4コーナーの中間地点が一番高い。高低差は3.5mにもなり、同時期に開催される新潟競馬場は2.2m(外回り)、小倉競馬場は0.7mと比べても大きく、非常に起伏の激しいコースといえる。
直線が短いから先行優位と高を括っていると、ゴール前で差し馬の逆襲を食らうので注意が必要、高低差が大きく非常にタフなコース形態をしているので、スピード馬よりもタフなパワー型の馬に注目の競馬場といえるだろう。

札幌競馬場の芝コース1週は1640.9m(使用するコースによって若干異なる)。4コーナーからゴールまでの直線は266.1m。数字だけみると函館競馬場と変わらないが、札幌競馬場はコース形態に大きな特徴がある。長方形のような形をしている函館競馬場に比べ、札幌競馬場は正方形に近い形をしており、芝コースの高低差は0.7mとほぼ平坦といっていいほど起伏がない。コースの形態から察すると、全体的に平坦なコースからパワーよりもスピードが問われる競馬場ということがいえるだろう。
また正方形のコース形態ということは、直線が短くコーナー部分が長いということになるので、内側の最短距離を走れる馬と外側を走る馬のコースロスが大きくなる。平坦でスピードを問われる競馬場だが、コースロスなく走る為に内でしっかりと脚を溜められるような、競馬センスのある馬が好成績を挙げる競馬場といえるだろう。

数値だけを見ると函館競馬場も札幌競馬場も同じに見えるが、いろいろ探ってみると真逆といっても言いぐらい違っている。高低差が厳しく非常にタフな競馬を強いられる函館競馬場、スピードと競馬センスが問われる札幌競馬場。
直線が短いので先行優位という大前提に加え、上記で示した馬のタイプに注意しながら馬券に反映させていけば、北海道シリーズも好成績で乗り切れるのではないだろうか。

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