【特集】ウィメンジョッキーズワールドカップ総合優勝の藤田菜七子騎手、七夕賞[G3]にゴールドサーベラスで騎乗！

6月30日にスウェーデンのブローパーク競馬場に、世界各国から招待された女性ジョッキーが異なる5レースに騎乗してポイントを競う、ウィメンジョッキーズワールドカップに出場した藤田菜七子騎手。5鞍に騎乗して2勝、2着1回の合計48ポイントを獲得し、堂々たる成績で総合優勝を飾った。

初戦は芝1200ｍのレースで8頭立ての6着と出遅れる。続く2戦目は芝1400ｍ、日本では考えられない負担重量64キロを背負って2人気のフランシスクスに騎乗、先に抜け出した2頭を直線で捉え1着でゴールした。3戦目は5着、4戦目は2着となり、迎えた最終戦、芝2100ｍの長丁場を2番手で折り合い、直線で力強く抜け出すとそのままゴールを先頭で駆け抜けた。最終戦で2勝目を挙げ、逆転で総合優勝を勝ち取った。

海外では何度か騎乗経験のある藤田菜七子騎手、今年はG1レースの騎乗もあり、着実に力をつけている若手ジョッキーの一人。デビュー当初は女性ジョッキーということで注目を浴びたが、年を追う毎に勝ち星を増やしていることからも、ジョッキーとしての資質も高い。特に今回は初めて騎乗する競馬場で、5戦2勝、2着1回という素晴らしい成績。勝つだけでも大変なのに、総合優勝するのだから優れた騎乗技術に加え、強運の持ち主であることがいえるだろう。

昨年JRA女性騎手最多勝記録を更新、今年はフェブラリーステークス[G1]、高松宮記念[G1]に騎乗して話題となったが、重賞競走ではまだ勝ち星がない。今週は福島競馬場で行われる七夕賞[G3]にゴールドサーベラスで騎乗。7月7日の七夕決戦で、また1つ願いが叶うかもしれない。

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