【重賞データ分析】『新潟記念[G3]』の過去10年データをガッツリ分析!

夏競馬の締め括りとして新潟開催の最終週に行われるハンデキャップ重賞、新潟記念[G3]。昨年はダービー4着のブラストワンピースが出走し、勝って菊花賞へ臨むという異例のローテーションを行った。今年の3歳馬は上り馬のロードマイウェイ、出走できればハンデ50キロと最軽量となるだけに面白い存在になりそうだ。

次週から始まる秋競馬に向けて、夏競馬を締めくくる為にも、過去10年のデータを元に、新潟記念の傾向をしっかり掴んでおこう。

小倉記念組には要注意！過去10年間の勝ち馬10頭の前走レースを調べてみると、前走レースで小倉記念を使っている馬が6勝している。昨年のブラストワンピースのようなG1級の馬がいないなら、夏競馬を使ってきた馬が好走しやすい。中でも小倉記念を使っていた馬は【6,2,4,31】と、3着以内も12頭絡んでいるので注意が必要だ。

ハンデ戦だけに負担重量にも注目してみた。過去10年の勝ち馬10頭の負担重量を調べてみると、53.5kg～55kgが4勝、55.5kg～57kgが4勝という結果だった。ハンデ戦となる軽量馬が激走しているイメージがあるが、過去10年で53kg以下の馬が勝ったのは2013年のコスモネモシンだけで、逆に57.5kg以上で勝ったのは2011年のナリタクリスタル。
新潟記念はハンデ戦だが、軽量馬が好走しやすいというわけではない。しっかりと力関係を見極める必要がある。

次は世代別の強さを見てみよう。過去10年の勝ち馬10頭の年齢を調べてみると、5歳馬が4勝、これに続くのが7歳馬の3勝、後は3歳、4歳、6歳が1勝ずつという結果になった。新潟記念に関しては5歳以上の馬が中心と考え、若い馬よりは熟年の古馬が活躍するレースといっても良いだろう。

今度は過去10年の勝ち馬の枠番を調べてみた。1枠～4枠を内枠、5枠～8枠を外枠とした場合、内枠が7勝、外枠が3勝という結果になった。道中はコースロスの少ない内枠の馬が好走しやすいという結果になった。

最後に気になったので血統背景を調べてみた。過去10年の勝ち馬10頭の種牡馬を調べてみると、ディープインパクト産駒が3勝していた。ディープインパクト産駒は過去10年で28
頭が出走し【3,2,2,21】と複勝率が25%、今年も6頭のディープインパクト産駒が登録しているので、1頭もしくは2頭が馬券に絡むことになる。
ちなみにディープインパクトを追いかけるように亡くなったキングカメハメハ産駒は、過去10年で6頭の馬が出走し【0,0,0,6】と1頭も絡んでいない。今年はレイエンダを含む3頭の馬が出走を予定している。

新潟記念の気になるデータをピックアップしてみた。出走を予定している馬に上記のデータを照らし合わせ、好走しそうな馬を見つけ、枠順が決まる金曜までに新潟記念の傾向を掴んでおこう。

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