スピードに自信のある馬は集結する小倉2歳ステークス[G3]、昨年の優勝馬ファンタジストは、京王杯2歳ステークス[G2]も勝ち、G1競走の朝日杯FSでも4着と好走した。また2013年のベルカント、2015のシュウジ、2016年のレーヌミノルなど、クラシックや古馬になってから活躍する馬も多く、未来のスター候補が現れるか注目してみたい。
マイネルグリット(牡2歳、吉田直弘厩舎)
デビューは7月20日の中京の新馬戦、道中は4~5番手で折り合いをつけ、直線で抜けだし新馬勝ち。2戦目は小倉のフェニックス賞、坂のある中京コースから平坦の小倉に変わり、距離も400m短縮されるので、1200mの流れに付いていけるか心配されたが、新馬戦と同様にスタートから先団に取り付き、そのまま押し切って見せた。1分9秒0のタイムも優秀で、ここでも勝ち負けが期待できる。
カイルアコナ(牝2歳、高橋義忠厩舎)
7月27日の新馬戦は五分のスタートから、いったんは先頭を奪われたものの、二の足が付いてハナを切きったカイルアコナ。直線に入ってもスピードは衰えず、2着以下に4馬身以上の差をつけての新馬勝ち。430キロという小柄な牝馬だけに、上積みがあるか気になるところだが、スピードの能力は重賞級。体調が万全ならアッサリ逃げ切ってもおかしくない。
トリプルエース(牡2歳、斉藤崇史厩舎)
デビューは6月8日の阪神の新馬戦、道中は中団で脚を溜め直線へ、追い出されてからエンジンが掛かるまでに少し時間が掛かったが、しっかりと逃げ馬を捉え新馬勝ち。今回は先行馬が揃ってハイペースになることは間違いなく、展開的な恩恵を受ける可能性が高く、ギアの入りが遅くなければ、まとめて差し切るシーンも考えられる。
テーオーマルクス(牡2歳、宮徹厩舎)
デビューは6月1日の阪神の新馬戦、素質馬相手に4着と好走。続く2戦目は競走除外となってしまい、3戦目となった中京の未勝利戦で初勝利。重馬場で1分9秒6の時計をマーク、新馬戦から距離を短縮したことで、この馬のスピード能力が生きるようになった。気になる点があるとすれば前走は新人騎手で51キロ、今回は54キロと重量が3キロ増える。3キロ増えても前走と同じ走りができれば好勝負になるだろう。
ラウダシオン(牡2歳、斉藤崇史厩舎)
デビューは6月22日の阪神の新馬戦、単勝1.2倍という圧倒的な支持に応えの新馬勝ち。前半マイルが34秒8というハイペースを3番手で折り合い、直線で力強く抜け出しての勝利、小回りコースに対応できるなら、重賞でも好勝負になることは間違いないだろう。
小倉2歳ステークス[G3]を制し、持ち前のスピードに磨きを掛けるのはどの馬か。
※本レースの競馬買い目予想はレース当日朝に公式LINE@で公開予定!お楽しみに!
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