【重賞データ分析】『オールカマー[G2]』の過去10年データをガッツリ分析!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【重賞データ分析】オールカマー[G2]

この後に控えている古馬のG1競走が、天皇賞(秋)、ジャパンカップなど東京競馬場でのG1競走ということで、有力馬は東京の開幕週に行われる毎日王冠を使うことが多かった。しかし近年は2015年優勝したショウナンバッハがジャパンカップ制覇、昨年の優勝馬レイデオロが天皇賞(秋)を制覇と、オールカマーをステップにG1競走を取る馬も出てきており、見直されているG2競走といえるだろう。今年もオールカマーからG1競走を取る馬が現れるのか。過去10年のデータを元に、オールカマーの傾向を掴んでおこう。

まずは世代別の強さを見てみる。過去10年の勝ち馬の年齢を調べてみると、4歳が3勝【4,3,4,15】、5歳馬が3勝【3,3,4,37】、6歳馬が3勝【3,3,1,22】、7歳以上が1勝【1,0,2,35】という結果になった。パーセンテージで見てみると4歳馬が複勝率で40%を超えており、勝ち馬は並んでいるが注目するべきは4歳馬ということになる。

次は各馬の前走レースに注目してみる。過去10年の勝ち馬の前走レースを調べてみると、宝塚記念組が3勝、天皇賞(春)、ヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)、ドバイシーマクラシックが各1勝ずつ、七夕賞、札幌記念、新潟記念が各1勝となった。言葉を換えると前走がG1競走だった馬が7勝、それ以外の重賞が3勝ということになり、前走でG1競走を使っている実績馬がオールカマーでも好走しやすい。

各馬の人気も調べてみよう。過去10年の勝ち馬10頭の人気を調べてみると、1人気が3勝、2人気、3人気、5人気が各2勝ずつ、9人気が1勝という結果になった。特筆すべきは1人気、過去10年で【3,4,1,2】と8頭の馬が馬券圏内に好走している。オールカマーは1人気が強い重賞競走といっていいだろう。

今度は枠順に目を向けてみる。過去10年の勝ち馬10頭の枠番を見てみると、6枠が3勝、5枠、7枠が2勝ずつ、2枠、3枠、8枠が1勝ずつという結果になった。1枠~4枠までを内枠、5枠~8枠までを外枠として考えると、内枠が2勝に対し外枠が8勝という結果になっている。コースロスなく走れる内枠が優位に見えるが、結果を出しているのは外枠のようだ。

次は騎手に目を向ける。過去10年のオールカマーで好成績を残している騎手は、池添謙一騎手【1,2,0,1】と、戸崎圭太騎手【1,1,0,2】が好成績を残している。特に池添騎手は過去10年で4回出走し、2009年、2010年のドリームジャーニー、2015年のショウナンパンドラで馬券に絡んでおり、関西ジョッキーの池添騎手がオールカマーに出走する時は要注意。

ついでに乗り替わりも調べてみた。過去10年の勝ち馬10頭を調べてみると、前走と同じ騎手だった馬が8勝、乗り替わって勝った馬は2勝という結果になった。乗り慣れた騎手が騎乗する方がオールカマーでは好成績が残せるようだ。

ざっとオールカマーの気になるデータをピックアップしてみた。昨年の勝ち馬レイデオロは、今年の秋もオールカマーからスタートする。上記のデータを今年の出走馬に当て嵌め、レース予想する前にオールカマーの傾向をしっかり掴んでおこう。

※「うまLINEウェブ」公式LINE@では毎週土日のの重賞レースの【買い目】無料配信中!LINE@友だち追加するだけ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加