【重賞データ分析】『スプリンターズステークス[G1]』の過去10年データをガッツリ分析!

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【重賞データ分析】スプリンターズS[G1]

秋のG1競走がスタート!開幕戦となるのは電撃6ハロンの短距離戦、スプリンターズステークス[G1]。マイルCS覇者のステルヴィオと桜花賞馬グランアレグリアの回避は残念だが、高松宮記念を勝ったミスターメロディやG1制覇に燃えるダノンスマッシュなど、上位拮抗の面白いレースになりそうだ。

難しいレースほど事前の調査が大事、枠順が決まる金曜までに、スプリンターズステークスの傾向をしっかりと掴んでおこう。

まずは過去10年の勝ち馬のローテーションからみていこう。過去10年勝ち馬10頭の前走レースを見てみると、セントウルステークス組が5勝、キーンランドカップ組が2勝、安田記念組、CBC賞組、海外遠征組が各1勝ずつとなった。ぶっつけ本番という使い方よりも、しっかりと前哨戦を戦ってきた馬の方が、本番でも好走するようだ。

次は前走の着順に注目してみる。過去10年の勝ち馬10頭の前走着順を調べてみると、前走1着が3勝、前走2着と前走14着が2勝、前走3着、4着、8着が各1勝ずつとなった。データから見ると前走4着以内の馬が好走しやすいという結果になった。
気になるのが前走14着で勝っている2頭、調べてみると2009年のローレルゲレイロ(セントウルステークス14着)、2010年のウルトラファンタジー(シャンティヴァーズ14着)、今年出走予定の馬で前走14着の馬がいるかと見てみると、マルターズアポジー(エルムステークス14着)が該当する。

今度は世代の強さに注目する。過去10年の勝ち馬10頭の年齢を調べてみると、5歳馬が4勝、6歳馬が3勝、4歳馬が2勝、8歳馬が1勝という結果になった。4歳馬が中心かと思ったら、5歳馬、6歳馬の方が勝っており、完成された馬の方がスプリント戦においては力を発揮しやすいということなのだろう。

続いて勝ち馬の枠順もチェックしておく。過去10年の勝ち馬10頭の枠番を調べてみると、4枠が3勝、5枠、7枠、8枠が2勝、1枠が1勝という結果になった。1200mの短距離戦、内枠の方が優位かと思ったが実はそうでもなく、道中で揉まれない中枠や外枠の方が好走しやすいようだ。

次は騎手に目を向けてみる。過去10年間のスプリンターズステークスで好成績を挙げている騎手は、岩田康誠騎手【2,2,0,4】、M・デムーロ騎手【2,0,0,1】、池添謙一騎手【1,1,1,4】の3名。特に過去10年で4回も馬券に絡んでいる岩田騎手は、特に注意しておきたいジョッキーだ。

続いて乗り替わりもチェックしておく。過去10年の勝ち馬10頭の乗り替わりを調べてみると、なんと勝ち馬10頭は全て前走と同じ騎手が騎乗していた。G1競走だからといって乗り替わる馬は厳しいといえるかもしれない。

最後に血統も調べておく。過去10年の勝ち馬10頭の種牡馬(お父さん)を調べてみると、キングカメハメハ産駒【2,1,0,6】が好成績を残していた。迷った時は種牡馬で決めてみるのも良いかもしれない。

スプリンターズステークスの気になるデータをまとめてみた。出走予定の馬に上記の内容を当て嵌めて、枠順が決まる金曜までにスプリンターズステークの傾向をしっかりと掴んでおこう。

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