【重賞データ分析】『毎日王冠[G2]』の過去10年データをガッツリ分析!

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【重賞データ分析】毎日王冠[G2]過去10年データ

年内最後となる東京開催、京都開催がスタートする。開幕週の今週は東京で毎日王冠[G2]、京都では京都大賞典[G2]、G1競走へ向けて古馬のステップレースが行われる。次週から秋華賞、菊花賞、天皇賞(秋)とG1競走が3連続で続く。開幕週のレースで、各競馬の馬場状態や芝のコンディションなどにも注目したい。

毎日王冠は芝1800mで行われるG2競走、秋の天皇賞[G1]やマイルチャンピオンシップ[G1]のステップレースとして出走する馬が多い。
昨年の2着馬ステルヴィオが同年のマイルチャンピオンシップを制覇、3着のキセキが秋の天皇賞3着。2015年の3着馬イスラボニータも、同年の天皇賞(秋)で3着に食い込んでいる。今週も重賞競走をデータ分析、枠順が決まる前に毎日王冠の傾向をしっかり掴んでおこう。

過去10年のデータを元に各馬のローテーションから見ていこう。過去10年の勝ち馬10頭の前走レースを調べてみると、エプソムカップ組【3,0,2,8】が3勝、その他では安田記念、宝塚記念、ダービー、NHKマイルと前走G1レースだった馬が各1勝ずつ、札幌記念、中山記念といったG2組も1勝ずつ、そして海外遠征組が1勝という結果になった。
10年で3勝しているエプソムカップ組は要注意、G1組に中ではダービー組【1,2,0,4】、NHKマイルカップ組【1,1,0,3】と3歳勢が好成績を残している。両レース共に連対率40%以上をマークしているので、出走してくる3歳馬は注目したい。

次は各馬のレース間隔に注目してみる。過去10年の勝ち馬10頭のレース間隔を調べてみると、10頭中8頭が前走から10週間~25週間の間で出走している。また半年以上、間隔のあいている馬が1勝、5週間~9週間の馬が1勝という結果になった。
このデータから分かるように、夏場を使った馬で毎日王冠を勝った馬は、2014年のエアソミュール1頭だけで、その他の9頭は夏場休養し秋緒戦で毎日王冠に出走してきた馬。夏の上り馬でよりも、春に実績を残した実力馬が好走するレースといえる。

今度は世代の強さについて調べてみる。過去10年の勝ち馬10頭の年齢を調べてみると、4歳馬が4勝、3歳馬、5歳馬が2勝ずつ、6歳馬、8歳馬が1勝ずつという結果になった。
6歳で勝ったのは2013年のエイシンフラッシュ、8歳で勝ったのは2009年のカンパニー、6歳以上でも勝てないことは無いが、中心となるのは3歳~5歳の馬と考えて良いだろう。

馬体重も気になる傾向があった。過去10年の勝ち馬10頭の馬体重を調べてみると、500kg以上の馬が5勝、480kg~499kgが2勝、460kg~479kgが2勝、440kg~459kgが1勝という結果になった。
開幕週の高速馬場なので、スピード重視の体系が好走するかと思われたが、勝った馬の半数は500kgを超えており、500kg以上の馬格の馬には注意が必要だ。

続いて人気について調べてみた。過去10年の勝ち馬10頭の人気を調べてみると、1人気が5勝、4人気が2勝、3人気、6人気、8人気が各1勝ずつという結果になった。
休み明けの馬が多く、なかなか比較の難しいレースだが、1人気の馬が力を発揮するレースだということは覚えておこう。

最後に毎日王冠を得意としている騎手を挙げておく。過去10年の毎日王冠で好成績を残している騎手は、福永祐一騎手【3,0,0,3】、武豊騎手【2,1,0,2】。両名は複勝率で50%オーバー、共に関西所属のジョッキー。有力馬で毎日王冠に遠征してきた場合は、しっかりとマークしておこう。

気になるデータを挙げてみた。次週より秋華賞、菊花賞、天皇賞(秋)と3週続くG1競走。出走各馬と同様に、ステップレースをしっかり仕留め、最高の状態でG1競走に臨みたい。その為にも、毎日王冠の傾向と対策をしっかりしておこう。

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