【重賞データ分析】『天皇賞[G1]』の過去10年データをガッツリ分析!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【重賞データ分析】『天皇賞[G1]』の過去10年データをガッツリ分析!

いくつもの名勝負が繰り広げられる天皇賞(秋)、昨年はオールカマーをステップにレイデオロが差し切り、古馬になって初のG1タイトルを手にした。今年はG1タイトルホルダーが10頭参戦、最強女王アーモンドアイを超える馬が現れるのか、非常に楽しみな一戦といえるだろう。
歴史的な勝負を満喫するために、枠順が決まる木曜日までに天皇賞(秋)のレース傾向をしっかりと掴んでおこう。

最初は各馬のローテーションから見て行こう。過去10年の勝ち馬10頭の前走レースを調べてみると、毎日王冠組が4勝、宝塚記念組と札幌記念組が2勝ずつ、残りはオールカマー組と京都大賞典組が1勝ずつという結果になった。
一級品のG1馬が揃う天皇賞(秋)、最低でもG2以上のレースで勝負できる馬でないと、勝ち負けできないという結果になった。

続いて前走の着順に注目。過去10年の勝ち馬10頭の前走着順を調べてみると、前走1着の馬が4頭、前走2着の馬が3頭、前走9着の馬が2頭、前走3着馬が1頭という結果になった。
勝ち馬を探すのであれば、前走2着以内の馬が良いだろう。気になるのは前走9着の馬が2頭勝っている。2012年のエイシンフラッシュ(毎日王冠9着)、2017年のキタサンブラック(宝塚記念9着)、たまたまだとは思うが気になる人は前走9着の馬にチェックしておこう。

今度は世代別の強さを見てみる。過去10年の勝ち馬10頭の年齢を調べてみると、5歳馬が6勝、4歳馬が3勝、8歳馬が1勝という結果になった。
8歳で勝ったのは10年前、2009年のカンパニー。過去9年は4歳か5歳で決着していることからも、中心は5歳馬、対抗できるのが4歳馬と考えるのが妥当だろう。
今年は気になる3歳馬サートゥルナーリアが参戦、ちなみに過去10年の3歳馬は【0,2,1,11】と勝ち馬を輩出していない。サートゥルナーリアはこのデータの壁をぶち破れるだろうか。

次は人気についても調べてみた。過去10年の勝ち馬10頭の人気を調べてみると、1人気と4人気が4勝ずつしており、2人気と7人気が1勝ずつという結果になった。1人気が4勝しているのは普通に考えられるが、4人気も1人気と同じく4勝しているのには驚いた。
近10年では1人気を倒すは4人気という図式が出来上がっている。ちなみに過去10年間の1人気の成績は【4,2,2,2】と勝率40%、複勝率はなんと80%。4人気が勝っているから穴が出るような雰囲気だが、天皇賞(秋)の1人気は強いということは覚えておいて損はないだろう。

枠順も気になるので調べてみた。過去10年の勝ち馬10頭の枠順を調べてみると、4枠が4勝、2枠と6枠が2勝ずつ、1枠と5枠が1勝ずつという結果になった。
気になるのは偶数枠が過去10年で8勝していること、枠順は運任せみたいなものだが、好枠を引き当てる運の強い馬はチェックしておいた方が良いだろう。
また東京競馬場の芝2000mはスタートしてからすぐに左コーナーを迎える。その為、外枠の馬がポジションを取りに行こうとすると、持った以上に体力を消耗してしまう。枠順の成績からも見て取れるように、過去10年で7枠、8枠の馬は1頭も勝っていない。天皇賞(秋)にとって、7枠、8枠は鬼門といって良いだろう。

チョット気になったので毛色についても調べてみた。天皇賞(秋)のコマーシャルで出てくる馬の毛色、過去10年の勝ち馬10頭の馬の毛色を調べてみると、鹿毛が7勝、黒鹿毛が3勝という結果になった。
全体の半数以上を占める鹿毛が一番多いのは仕方ないことだが、鹿毛と黒鹿毛だけが勝っているのは面白い。他にも栗毛、青鹿毛、芦毛などもいるのだが、過去10年では勝てていない。迷ったときは、鹿毛、黒鹿毛の馬を選んでみるのも良いだろう。

最後に天皇賞(秋)を得意とする騎手を探してみた。過去10年の天皇賞(秋)で好成績を残している騎手はデムーロ騎手。過去10年で6回騎乗して【1,2,1,2】と好成績を残していた。
勝ち星こそ1勝だが、連対率50%、複勝率66.7%は驚異的な数値で、天皇賞(秋)に騎乗していたら、馬の力関係は気にせずに相手候補として考えても良いだろう。

天皇賞(秋)の気になるデータをまとめてみた。上記のデータを出走予定の馬に照らし合わせ、天皇賞(秋)の傾向や本番で好走しそうな馬を見つけてみよう。

※「うまLINEウェブ」公式LINE@では毎週土日のの重賞レースの【買い目】無料配信中!LINE@友だち追加するだけ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加