2014年2着のレッツゴードンキが翌年の桜花賞を制覇。2015年2着のメジャーエンブレムはNHKマイルカップ。2016年の勝ち馬リスグラシューは、エリザベス女王杯に宝塚記念。2017年の勝ち馬ラッキーライラックは、阪神ジュベナイルフィリーズ。G1馬を輩出している2歳牝馬限定重賞アルテミスステークス[G3]、このレースをステップに、G1の舞台で活躍するのはどの馬か。
リアアメリア(牝2歳、中内田充正厩舎)
レベルの高い6月最初の新馬戦で2着に8馬身差を付けて圧勝したリアアメリア。当初から新馬戦の後はアルテミスステークスと目標が決まっており、5ヶ月振りのレースでも、しっかりと乗り込まれている。
相手は強くなるが、新馬戦の内容からもここでも力は上位の存在、ココも勝って2歳G1の主役を掴みに行く。
サンクテュエール(牝2歳、藤沢和雄厩舎)
今年も素質馬が多い藤沢厩舎、アルテミスステークスは夏の新潟で新馬戦を快勝したサンクテュエールで挑む。新馬戦は直線で追われるとフラフラする一面を見せていたが、そんな追い出しでも33秒台の上りをマークしており、スピード能力の高さを感じる。先行して上手く流れに乗れれば、押し切れるだけの能力は持ち合わせている。
オータムレッド(牝2歳、手塚貴久厩舎)
夏の北海道で2連勝、新馬戦の1200mはスピードを見せつけての初勝利。続くクローバー賞では、中団でしっかりと折り合い、メンバー最速の上りで差し切り2連勝。
2戦目もクローバー賞は、プラス12キロと太目残りの馬体での差し切り勝ち、キッチリ仕上げたらどんな切れ味を見せてくれるのか、楽しみな一頭といえるだろう。東京の長い直線は、この馬にとっても好材料。
ビッククインバイオ(牝2歳、牧光二厩舎)
新潟2歳ステークスでは、2番手から力強く粘り込み、牡馬相手に3着と好走したビッククインバイオ。前走は果敢に逃げるも、勝ち馬に早めに来られてしまった為に、直線で苦しくなり4着と敗れた。
前走は初の右回りに加え、直線に急坂があるパワフルな中山コース。スピードが生きる東京コースの方がこの馬には向いており、現段階では左回りの方がレース流れにもスムーズに乗れる。相性の良い東京で巻き返しに期待が掛かる。
ショウナンハレルヤ(牝2歳、矢野英一厩舎)
9月15日の中山でデビュー、スタートから2番手に取り付き、直線で後続を突き離して勝ったショウナンハレルヤ。掛かることもなく、新馬戦からレース戦の高さを見せた一戦だった。折り合いも気にする所がないようなので、最短距離が走れる内枠を引いたら怖い存在になりそうだ。
暮れの2歳G1競走に向けて、名乗りを挙げるのはどの馬か。
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