【有馬記念】シュヴァルグラン、父譲りの力で他馬をねじ伏せる!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

中山競馬場

親子2代制覇の掛かるシュヴァルグラン。今年も昨年と同じ京都大賞典、ジャパンカップというローテションで2度目のG1制覇を狙う。

中山の勾配は絶好の舞台

レース内容を見ても分かるように叩かれて良くなるタイプ、昨年はジャパンカップでレイデオロを破ってのG1初勝利。今年は4着と敗れたものの、タイムは昨年より2.2秒早く上り3ハロンも0.2秒上回っており、年齢的な衰えは感じられない。レコード決着となったジャパンカップは、スピード決着という流れが合わなかっただけで、決して力負けではない。

有馬記念の舞台となる中山競馬場は外回り1週の高低差が5.3mもあり、JRA全10場の中でも最大の高低差。またゴール前には最大勾配2.24%を誇り、日本一キツイ坂といわれる急坂があり非常にタフなコース設計、力で押し切るシュヴァルグランにとって絶好の舞台といっていいだろう。

昨年はボウマン騎乗で3着と好走しているが、勝負所の直線では外からきたスワーヴリチャードに何度も寄られ、まともに追うことが出来なかったがそれでも3着に粘り込んでおり、競馬には負けたが一番強い競馬をしたのは、この馬といっても過言ではない。

父親譲りの力で他馬をねじ伏せる

お父さんは2005年に有馬記念を制したハーツクライ。デビューから7連勝で三冠馬に輝いたディープインパクトに初めて土を付けた馬として有名、その後もディープインパクトは勝ち続け、13戦した生涯で唯一負けた馬がハーツクライとなる。父がディープインパクトを負かした有馬記念、息子のシュヴァルグランも父親譲りの力で他馬をねじ伏せる可能性は十分にある。

手綱を取るボウマン騎手の相性も抜群で、3度騎乗し【1,1,1,0】と着外は1度もない。本来は連覇を狙ったジャパンカップで騎乗する予定だったが、オーストラリアで行われたメルボルンカップで騎乗停止となり、ジャパンカップでシュヴァルグランに騎乗することができなく悔しい思いをしている。

昨年の雪辱、鞍上の悔しさ、父親が得意とした舞台、いろいろな思いを背負うシュヴァルグラン。2016年は福永騎手で6着、昨年はボウマン騎手で3着と着実に順位を上げており、今年は連対そして優勝の期待が掛かる。

※「うまLINEウェブ」公式LINE@では毎週土日のの重賞レースの【買い目】無料配信中!LINE@友だち追加するだけ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加