【日経新春杯(G2)】2019年の飛躍に向けて!

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G2競走というとG1競走のトライアル(前哨戦)のような位置付けのレースが多いが、この時期に行われる日経新春杯[G2]は、G1競走へというよりもこの時期に賞金を上積みし、春のG1競走への出走を確かなものにしようとする馬達の戦いといっていいだろう。

野望を秘めた馬達が集結!二桁人気馬の好走も多し

レースが創設されたのは1954年、日本経済新春杯というレース名で創設され、京都の芝2400mのハンデキャップ競走として行われた。1979年に現在の日経新春杯という名称に変更され、現在に至るまでに別定戦になったり距離が2200mで行われたりもしたが、現在はG2競走として京都の芝2400mのハンデ戦として行われる。

今年出走を予定しているメンバーを見ても、G1競走で人気になるような馬はいなく「今年はG1競走で名を馳せる!」そんな野望を秘めた馬達が集結している。
また2009年のテイエムプリキュア(11人気、ハンデ49キロ)、2013年のレッドアゲート(12人気、ハンデ52キロ)、2013年のカポーティスター(10人気、52キロ)、2015年のフーラブライト(10人気、ハンデ55キロ)など、過去10年の内の4回は二桁人気の馬が馬券圏内に好走してきており、人気が無いからといって侮ると痛い目に合う。

やはり3歳馬が狙い目?未来を見通す目が問われる

ではどんな切り口で馬券を買えばいいのか!やはり今は、昨年の秋に大活躍した3歳馬(現4歳馬)を狙うのが得策ではないだろうか?先週行われた金杯を見ても、京都金杯を勝ったのは4歳馬のパクスアメリカーナ。中山金杯を勝ったのは5歳馬のウインブライトだが、2着のステイフーリッシュ、3着のタニノフランケルは共に4歳馬。言い方を変えれば、昨年の3歳馬は全体的に他の世代を上回るほどレベルが高かったということがいえる。

ちなみに今年出走を予定している4歳馬は5頭。牡馬はアイトーン、アフリカンゴールド、グローリーヴェイズ、メイショウテッコンの4頭で、牝馬はサラス1頭。4歳馬で一番の実績を誇るのがメイショウテッコン、3歳時はラジオNIKKEI賞[G3]を勝っており、2走前の神戸新聞杯[G2]では、ダービー馬ワグネリアンや菊花賞2着のエタリオウに続く3着、G1級相手に差のない競馬をしている。

軸馬として狙うならメイショウテッコンは魅力的な馬といえるが、過去10年で3着以内に10人気以下の馬が4回きていることからも、面白いのは軽量で出走する4歳馬。目をつぶって52キロのアフリカンゴールド、49キロのサラスから入るのも面白いだろう。

日経新春杯のポイントは今年活躍する馬を先物買いできるかということ。馬券力よりも未来を見通す目が問われるレースといえるのかもしれない。

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