今週の注目レースはコレだ!【京成杯(G3)】

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中山競馬場

今年で59回目を迎える京成杯。中山競馬場の芝2000mという皐月賞と同じコース同じ距離で行われる3歳重賞として重宝されていたレース。昨年1着のジェネラーレウーノが皐月賞3着、2着だったコズミックフォースはダービー3着と共にクラッシックで結果を残し、これからもっと注目を浴びる重賞競走になるものだと思ったが…。

登録数は13頭、フルゲートを割る

2017年にG1競走に昇格したホープフルステークス、よりによって2週間前の12月28日(日)に同じ中山芝2000mで行われる。年内最後ということもあり実力馬の大半はホープフルステークスを使って休養、年明けの京成杯を使う馬は少なく今年の登録数は13頭とフルゲートを割る登録に落ち着いた。

3歳馬にとって一番の目標はクラシック競走への出走、その為には収得賞金の加算が大切。クラッシックは優先出走権を持っている馬が最優先の出走権利があり、その他は登録した馬の賞金順で出走が決まる。

皐月賞の優先出走権はトライアル競走といわれる弥生賞やスプリングステークスなどで、上位入線(2着または3着以内)の馬に与えられ、収得賞金の少ない馬は優先出走権を得る為にトライアル競走に出走する。

逆に収得賞金のある馬はトライアル競走に出走しなくても、皐月賞に出られるということになる。もちろん調教師や馬主もこのことは知っており、4月に行われる皐月賞までに少しでも収得賞金が増えるようにレースを使う。

京成杯は賞金稼ぎのチャンス!

収得賞金はレースや着順によって異なるので説明は難しいが、簡単にいってしまうとG1競走で8着になるよりは、G2競走で2着以内に入るほうが収得賞金は大きくなる。そこで今年の京成杯に話を戻すと、大半の実力馬は暮れのホープフルステークスへ出走。登録馬も13頭と少なくなった京成杯は、賞金獲得のレースとしては絶好といえる。

今後、京成杯がどのような位置付けの重賞に変貌していくかは置いといて、馬券的には混戦レース。この混戦を制するのは激戦となるG1競走を避け、賞金加算を最大の目的としてこのレースに挑む馬ということになるだろう。

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