【東海S/AJCC】明日は重賞レースが2つ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今週は日曜日に重賞競走が2つ行われる。

年末から行われた中山開催は今週でラスト、最終週を飾るのは伝統のG2競走アメリカジョッキーズクラブカップ。今年は菊花賞馬フィエールマンの参戦で、いつも以上に注目度の高いレースといえる。

菊花賞馬フィエールマン参戦!AJCC

そのフィエールマンは4枠4番。中団で脚を溜める競馬で菊花賞を勝ったように、先行する馬ではないので枠順に拘る馬ではない。後入れの偶数枠に入ったのは好材料といっていいだろう。

枠順で絶好枠を引いたのは1枠1番のジェネラーレウーノ。逃げる可能性のあるマイネルミラノよりも内枠に入ったことで、コーナーワークを利して無理なく逃げる事ができるようになった。ハナを切れれば自分のペースで逃げられる点や、コースロスなく最短距離を走れる点など恩恵は大きい。フィエールマンにとって一番やっかいな存在は、間違いなくジェネラーレウーノだろう。

5枠5番のダンビュライトは先行したり差したりと器用に立ち回れるタイプ。注目の4歳馬を見ながらレースができるこの枠は、ダンビュライトにとっても好枠といっていいだろう。
絶好枠を引いたことでレースの主導権を握るジェネラーレウーノ。フィエールマンやダンビュライトの動き次第で、後方待機の馬にもチャンスが生まれてくる。

フェブラリーSの前哨戦、東海S!

中山とは逆に今週から開催がスタートする中京競馬、オープニングを飾る重賞はフェブラリーステークスの前哨戦となる東海ステークス。2013年から年明けのダート1800mで行われるようになり、過去6年でグレープブランデー(2013年)、コパノリッキー(2015年)と2頭の勝ち馬をフェブラリーステークスに輩出している。

今回も強い4歳に注目が集まるが、4歳馬以上に勢いがある4枠4番のインティ。2走前は2着以下に10馬身以上の差を付け楽勝。前走も直線で後続を突き離し5馬身差の圧勝。逃げた上に最速の上りをマークされては後続の馬は太刀打ちできない。今回も行く馬が居なければ逃げると思うが、先行馬がインティよりも外枠になったので、外を牽制しながらレースができる4枠4番はインティにとって好枠といえる。

インティの内側、3枠3番にはチューワウィザード。外の4枠5番にはスマハマと4歳勢が挟むような格好になった。両馬共、インティと一緒に強気に先行するか、それとも中団で脚を溜めるか、鞍上の手腕が大きく左右する一戦といえるだろう。

インティよりも内枠に入りたかったのは5枠7番のアンジュデジール、前走のチャンピオンズカップでは好枠を利して逃げを打ち4着と好走。今回も自分のペースで逃げたかったが、インティを押しのけてまでハナに拘るか、それとも2番手で折り合いを付けるのか、アンジュデジールの動きはポイントなる。間違ってもインティと競り合って、共倒れだけは避けたいところだろう。

逆に共倒れになるようなハイペースを願っているが後方待機の追い込み馬。展開次第では一昨年の覇者グレンツェントやカゼノコといった追い込み馬の出番もあるかもしれない。

共に春のG1&2月のフェブラリーSに向けての重要な一戦!

今週の重賞は春のG1競走や来月のフェブラリーステークスに向けての重要な一戦。今後のG1競走で仕留められるように、各馬の力関係などをしっかりと見極めよう。

※「うまLINEウェブ」公式LINE@では毎週土日のの重賞レースの【買い目】無料配信中!LINE@友だち追加するだけ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加