【フェブラリーS】藤田菜七子、G1初騎乗へ!(東京)

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2月17日に東京競馬場で行われるダートのG1競走フェブラリーステークスに、コパノキッキングで出走することが決まった藤田菜七子。無事にレースを迎えれば、女性騎手初のG1騎乗となる。

事の始まりは先週行われた根岸ステークス。マーフィー騎乗のコパノキッキングが勝ち、レース後にオーナーのDr.コパこと小林祥晃氏が「次走のフェブラリーステークスは菜七子ジョッキーでいく。キッキングに合う。素直に乗れば。」と起用を話していた。

管理する村山明調教師も「ジョッキーとしては未完成な部分もあるけど、体作りなど一生懸命、努力している。努力を買って乗せようと。結果もついてくればいいですね」と菜七子騎乗を歓迎していた。

本人は美浦トレセンで話を聞いたようで「話をいただいたときにはすごく信じられない気持ちでした。コパさんにはいつも乗せていただいているし、村山調教師を含め感謝しかありません」と話した。
フェブラリーステークスでは重賞連勝中のコパノキッキングに騎乗する。同馬にはまだ騎乗したことがなく、まずコンタトクを取ってから自分のできる限りで精一杯頑張りたいと、G1騎乗に対して非常に意欲的だった。

JRA初の女性ジョッキーは、現在テレビなどで活躍している競馬コメンテーターの細江純子さん。1996年に初の女性騎手として増沢由貴子、田村真来らとともにデビュー、同期生には福永祐一や和田竜二、古川吉洋などがいる。

藤田菜七子にとって細江純子は憧れの存在、初の女性ジョッキーという道を切り開いたのが細江純子なら、男社会の競馬界で女性も活躍できると証明しているのが藤田菜七子。世代は違うが、目指している方向は同じなのだろう。

今年のフェブラリーステークス。昨年のダート王ルヴァンスレーヴは、前走後に左前脚の球節に軽度の不安が出たため、大事を取っての出走回避。王者のいないG1競走に、藤田菜七子参戦という楽しみな話題を提供してくれた。

もしかしたら単勝1人気の可能性もあるコパノキッキング。この騎乗は藤田菜七子にとって非常に重要な経験であり、大きな財産になることは間違いない。戸惑いや緊張があると思うが、人気や着順を気にせず馬の能力を引き出す為に思い切った騎乗をして欲しい。

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