【東京新聞杯】今年も波乱か!?東京新聞杯展望(G3)

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2007年にスズカフェニックスが勝ってから昨年までの11年間、1人気が1度も勝てない波乱含み東京新聞杯。ハンデ戦かと思いきや実は別定戦、軽量馬に足元をすくわれた訳でもないのになぜ1人気が勝てないのか?その理由を探ってみよう。

考えられる要因の1つは、2月の東京開催。左回りを得意とする馬にとって、この時期の東京開催は希少、この開催を逃すと次の東京開催は4月の中旬、2ヶ月以上も開催が無い。
それ故に関東、関西の馬がこぞって2月開催の東京を使うので、出走登録数も多くレースのレベルも高くなる。

もう1つは番組編成。東京新聞杯がG1競走のトライアルであれば、G1級の馬も叩き台として使うだろう。しかし2月に行われるG1競走は、ダートのフェブラリーステークスだけで芝のG1競走は行われない。時期的にG1級の強い馬が出走し辛く、それでいて希少な東京開催ということで登録馬が増加、中堅の馬達が数多く出走し人気が割れ混戦となり、1人気が勝ち辛くなっている。

今年の出走予定馬を見てもどの馬が1人気になるのか見当が付かない。
G1馬は2016年に朝日杯FS[G1]を勝ったサトノアレスだが…休み明けの前走は15着と敗退。スワンステークス[G2]を勝っているロードクエストは、前走、前々走と二桁着順。さらに昨年の覇者ロジクライも、前走のマイルチャンピオンシップ[G1]で15着と精彩を欠いた。

考えれば考えるほど分からなくなりそうな東京新聞杯、こんな時は強い明け4歳に頼るのも良いだろう。
3歳時は長い距離を使ったが、鞍上も陣営もマイラーと評価するジャンダルム。東京のマイル重賞、クイーンカップ[G3]で強い勝ち方をしたテトラドラクマ。能力はG1級レイデオロの弟として期待されるレイエンダ。

どの馬にもチャンスがありそうな今年の東京新聞杯。6月に行われる安田記念[G1]に向けて、最高のスタートを切るのはどの馬だろうか。

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