【東京】今週の注目馬はこれだ!『共同通信杯[G3]』

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2012年のゴールドシップ、2014年のイスラボニータ、2016年のディーマジェスティなど、近年では共同通信杯の勝ち馬が皐月賞を制する事が多い。2015年のドゥラメンテは、このレース2着だったが、本番の皐月賞を勝利している。

皐月賞のトライアルとして有名なのが、皐月賞と同じ距離とコースで行われる弥生賞だが、近年は弥生賞組【1,5,3,32】よりも共同通信杯組【4,0,1,7】の方が好成績を残しており、出走数を考えても弥生賞よりも質の高い馬が参戦しているといえるだろう。

今年の登録数は8頭。既にシュヴァルツリーゼが次週のフリージア賞に向かうことが決まっているが、4連勝で朝日杯JFを制したアドマイヤマーズに、京都2歳ステークス勝ちのクラージュゲリエなど、例年通り質の高いメンバーが集まっている。
頭数が揃わないのは、無理に重賞を使うよりも自己条件で賞金を加算したいという狙いだと思うが、言い換えればアドマイヤマーズに太刀打ちできないから避けた。だからメンバーが揃わないということなのだろう。

アドマイヤマーズに死角はないのか!無敗で朝日杯JFを制している以上、データ的な死角を探すのは難しいだろう。1つ気になることがあるとすれば、4戦全てが1600mという点だ。共同通信杯は1800m、この200mでアドマイヤマーズが負けるとはいわないが、付け入る隙があるとすれば距離延長だろう。対抗角のクラージュゲリエは新馬戦が1800m、休み明けの前走で2000mの京都2歳ステークスを使ってきた事からも、早くからクラシックを意識したローテーションといえる。

これは憶測だがアドマイヤマーズはクラシックを目標にしているが、2000mの皐月賞が距離的にダメなら、NHKマイルカップという選択肢がある。逆に距離面で不安のないクラージュゲリエは、皐月賞から日本ダービーを見据えている。
NHKマイルカップも日本ダービーも東京競馬場で行われる3歳のG1競走。両馬共に先々を見据え、東京競馬場でのレースを経験しておきたいという意味での出走だろう。

今年の共同通信杯はアドマイヤマーズとクラージュゲリエの一騎打ち!という図式が出来上がった。仮に他のメンバーこの2頭に割って入れるようなら、一躍クラシックの有力候補に伸し上がれるだろう。

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