【G1データ分析】『天皇賞(春)[GI]』の過去10年データをガッツリ分析!

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来月から年号が令和に変わる為、平成最後のG1競走となる春の天皇賞。長距離を得意とするステイヤーたちが、京都の芝3200mで頂点を競い合う。枠順が決まる木曜日までに、過去のデータで天皇賞の傾向や対策を先取りしておこう。

世代別の強さから検討していこう。過去10年の勝ち馬10頭の年齢を調べてみると、5歳馬が4勝とトップの成績を残していて、4歳馬と6歳馬が3勝という結果になった。7歳以上の馬は過去10年で勝ったことがなく、今年も勝ち馬は4歳馬~6歳馬の中から出てきそうだ。

次は前走の着順に注目する。過去10年の勝ち馬10頭中、5頭は前走1着の馬だった。前走2着だった馬が3勝し、前走5着、前走10着の馬が各1勝していることから、中心となるのは前走2着以内の馬ということがいえるだろう。

また過去10年の勝ち馬10頭の生年月日を調べてみると、3月生まれが4勝、4月生まれと5月生まれ3勝ずつとなっており、1月、2月生まれの馬から勝ち馬は1頭も出ていない。早生まれの馬よりも、遅生まれの馬の方が春の天皇賞では好走するようだ。

人気に関してもチェックしておく。過去10年の勝ち馬10頭の人気を調べてみると、以外にも1人気は1勝しかしておらず、最多となるのは2人気の5勝だった。後は4人気、7人気、12人気、14人気が1勝ずつしている。今年も2人気の馬は注目したいところだ。

続いて枠順を調べてみる。過去10年の勝ち馬10頭の枠順を調べてみると、1枠の馬が5勝と他の枠を圧倒しており、6枠が2勝、2枠、3枠、4枠が各1勝となっていた。全体的にみても、内枠(1枠~4枠)の馬が強く、6枠以外の外枠は苦戦を強いられている。木曜日に決定する枠順だが、内枠の馬には注目、さらに1枠の馬は要注意といっていいだろう。

今度は馬から騎手に目を向けてみる。過去10年のデータで天皇賞(春)を得意としている騎手は調べてみると、蛯名正義騎手が2勝、武豊騎手が2勝と好成績を残している。この2人に松岡正海騎手を含めた3名は、複勝率が50%と2回に1回は馬券圏内に好走している事からも、注目のジョッキーといえるだろう。

騎手の乗り替わりにも注目。過去10年の勝ち馬10頭のジョッキーを調べてみて気が付いたことだが、勝ち馬10頭中7頭は前走と同じジョッキーが騎乗していた。前走から乗り替わって勝った馬は3頭いるが、G1競走の中で最長となる3200mの距離。馬とのコンタクトを一番長いレースだけに、乗り慣れた騎手の方が好走しやすいと考えていいだろう。

最後に血統もチェックしておく。過去10年の勝ち馬10頭の種牡馬を調べてみると、ステイゴール産駒が4勝と他の種牡馬を圧倒している。またステイゴールド以外に注目したいのがハーツクライ産駒、過去10年で勝ち馬こそ出ていないが、3着以内に8頭の馬が絡んでおり、穴馬に困ったハーツクライ産駒を買ってみるのも面白いだろう。

ざっと過去10年のデータから、気になるデータをピックアップしてみた。データ重視の方や、ジンクスなどを気にする方は、上記のデータを元に今年出走予定の馬に照らし合わせ、自分なりの激走馬を見つけてみると日曜日の天皇賞(春)がより一層おもしろいレースになるだろう。

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