【札幌2歳S】5番人気ブラックホールが外伸び快勝 – サンスポZBAT!競馬 https://t.co/37Ubo84mSO
— サンスポZBAT!競馬 (@sanspoyosouou) August 31, 2019
北海度シリーズの総決算となる2歳重賞、札幌2歳ステークス[G3]。素質馬が集結する重賞だけに、今後の2歳戦やクラシックに向けて注目の一戦といえるだろう。
単勝1.8倍という圧倒的な1人気に支持されたのは、前走で札幌の未勝利戦を大差で逃げ切った10番のゴルコンダ。これに続くのが単勝2.8倍で2人気に支持された1番のダーリントンホール。10倍を切るオッズはこの2頭、木村哲也厩舎の2頭が支持され、オッズ的には2強という形になっていた。
全馬、比較的に綺麗なスタートを切ったが、1人気の10番ゴルコンダはダッシュが聞かずに逃げられない。変わって外からハナを奪いに行くのは12番のアールクインダム、内から2番のコスモインペリウムも先手を主張し1コーナーへ向かう。
コーナーワークでハナを奪ったのはコスモインペリウム。2番手にアールクインダムが続いて、8番のカップッチョが3番手、内に1番のダーリントンホール、中に4番のヨハネスボーイ、外に9番ディアセオリーと並んで、ここまでが先団。この後ろに控えた1人気のゴルコンダは、自分の競馬が出来ず苦しい展開。内に3番のコンドゥクシオンがいて、5番のレザネフォールと6番のブラックホールが続き中団。後方に控えたのが7番のエイリアス、最後方に11番のサトノゴールドという態勢でレースが流れていく。
前半1000mが1分0秒6の平均ペースでレースが進み、各馬が3コーナーへ向かっていく。3コーナーで仕掛けたのはディアセオリー、先頭のコスモインペリウムめがけて差を詰め、これに呼応するようにヨハネスボーイも上がっていく。1人気のゴルコンダも手綱をしごいて先団に取り付き、内のダーリントンホールは前が壁になって行き場が無くなっている。中団の後ろにいたレザネフォールとブラックホールも動き出して、4コーナーから直線に向かう。
ディアセオリーとヨハネスボーイが並び、その外に1人気のゴルコンダ、その外からレザネフォールとブラックホールが連れて追い込み、直線まで動かなかったサトノゴールドが大外から追い込んでくる。行き場を失ったダーリントンホールは外に出せず、内で進路を探すも前が壁になってなかなか追い出せない。
残り200mで先頭に立ったのはブラックホール、内の馬はみんな苦しくなり、外から伸びてくるのはサトノゴールド。そのままブラックホールがゴール板を通過し、2着には大外から追い込んだサトノゴールド。3着は最後に内から伸びてきたダーリントンホールが食い込み、三連単は8万9,460円の万馬券決着となった。
平均ペースとはいえ、先行馬にとっては息の入らない苦しい流れ、さらに3コーナーからの早仕掛けもあり、先行馬にとっては非常に苦しい展開となった。向こう正面で勝ったブラックホールは後ろから4頭目、2着のサトノゴールドは最後方だったことからも、展開的にも追い込みの競馬だった。上手く流れに乗ったブラックホールは、石川騎手の好騎乗といっても良いだろう。
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