【中山競馬・阪神競馬|オールカマー[G2]・神戸新聞杯[G2]レース結果・レース展開回顧】スティッフェリオ逃げ切り重賞3勝目!阪神はサートゥルナーリア快勝

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台風の17号の影響が気になるところだったが、日曜日の中山も阪神も良馬場のコンディションでレースが行われた。今週は中山でオールカマー[G2]、阪神では菊花賞トライアルの神戸新聞杯[G2]が行われた。

秋のG1競走へ向けてのステップアップとして、注目度が高くなっているオールカマー。昨年はレイデオロがこのレースをステップに天皇賞(秋)を制覇、今年もG1競走を勝つ馬が現れるのか注目の一戦。

1人気に支持されたのは、昨年と同じように今年も秋緒戦をオールカマーからスタートするレイデオロ。2人気は香港で初のG1制覇を成し遂げたウインブライト、3人気は夏の七夕賞を制したミッキースワロー、3頭が10倍を切る人気となった。

全馬綺麗なスタートから、先手を伺う5番のトニーファイブ。外から勢いよく上がってきたは9番スティッフェリオ、2番のゴーフォザサミット、7番ウインブライトも前に行く構えを見せて1コーナーへ。
先頭を奪い切って逃げるのはスティッフェリオ、2番手にトニーファイブが控え、3番手の内にゴーフォザサミット。ウインブライトは4番手、その後ろに6番エンジニアで先団を形勢。中団に3番クレッシェンドラヴが続き、その外に1人気のレイデオロ、内に4番のグレイルが続き中団。後方2番手ミッキースワロー、最後方にショウナンバッハという隊列でレースが流れる。

前半1000m通過が1分1秒8のスローペース、全馬、直線の攻防に向けて脚を溜める。3コーナーから徐々に進出を開始したのが、後方にいたミッキースワロー、これにつれてクレッシェンドラヴも位置を上げる。残り600mでレイデオロも動き出し、2番手のゴーフォザサミットも逃げるスティッフェリオを捉えに動き出して直線へ。

先頭は逃げるスティッフェリオ、2番手のゴーフォザサミットが差を詰め、内からエンジニア、外からウインブライトとレイデオロが並んで追い出し、大外からミッキースワローが脚を伸ばす。
200mでも先頭はスティッフェリオ、後続から伸びてくる馬がおらず、2馬身の差が詰まらない。残り100mでもスティッフェリオ先頭、逃げ切りは濃厚になり焦点は2着争い、内で粘るゴーフォザサミットに、内からグレイル、外からレイデオロ、ミッキースワローが伸びてきて大混戦。
競り掛けられることなく、自分のペースで逃げた4人気のスティッフェリオが1着。2着には大外から伸びてきた3人気にミッキースワロー、3着は内から伸びた6人気のグレイルが確保し三連単5万4,310円の万馬券決着となった。

勝ったスティッフェリオは重賞3勝目。G1競走では苦しい戦いを強いられていたが、勝った勢いでG1競走でも一発が期待できる。1人気にレイデオロは4着、最後ミッキースワローに差されたように、状態は万全ではなかった。今年はジャパンカップを狙っているようなので、今後、どこまで調子を上げてくるのか注目したい。

阪神で菊花賞トライアルの神戸新聞杯が行われた。単勝1.4倍の1人気に支持されたのは皐月賞馬のサートゥルナーリア、2人気はダービーでサートゥルナーリアに先着したヴェロックス。10倍以下はこの2頭で、オッズ的には2強対決という感じに推移していた。

全馬揃ったスタートから先手を伺う3番サートゥルナーリア、4番レッドジェニアル。外から6番のシルフマン、5番のヴェロックスも先団を取りに行く。
先手を奪い切ったシルフマンが逃げる展開、2番手には1人気のサートゥルナーリア。3番手にレッドジェニアル、4番手にヴェロックスとここまでが先団。
中団に2番のユニコーンライオン、外に7番のヴィント、その後ろに8番ワールドプレミアと3頭が中団を形勢、最後方は1番のジョウショームード。全馬10馬身ぐらいでギュッとかたまり3コーナーへ向かう。

前半1000m通過は1分3秒4のスローペース。8頭立てなのでペースが道中でペースが上がることはなく4コーナーへ。
軽快に逃げるシルフマンに徐々に並びかけるサートゥルナーリア、これを見るようにレッドジェニアル、ヴェロックスも前へとの差を詰めに行く。後方の各馬は動かずに直線勝負に掛ける構えで直線に入る。

直線で先頭に立ったのはサートゥルナーリア、内でシルフマンが粘り、外からヴェロックス、後方にいたヴィント、ワールドプレミアが並んで追い込んでくる。
残り200mでもグングンと加速しているサートゥルナーリア、2番手にヴぇロックが上がるも、先頭との差は縮まらない。大外からワールドプレミアが追い込んでくるが2着争い。
2着のヴェロックスに3馬身差をつけて、サートゥルナーリアが1着でゴールした。2着にはヴェロックス、3着には大外から追い込んだ3人気のワールドプレミアが入り三連単700円。人気馬が力を見せる一戦となった。

勝ったサートゥルナーリアもダービーで見せた気性の悪さを出さずに快勝。この後、菊花賞へは向かわないということなので、どのレースを使ってくるのか注目したい。
本番の菊花賞では2着のヴェロックスが中心となりそうだが、3000mという長丁場、新たな新星の活躍を含め、面白そうなレースになりそうだ。

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