【中山競馬|スプリンターズステークス[G1]レース結果・レース展開回顧】2人気タワーオブロンドンがG1初制覇!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

秋のG1開幕!スピード自慢が中山に集結、今年で53回目となるスプリンターズステークス[G1]が中山競馬場で行われた。

単勝2.8倍で1人気に支持されたのは、キーンランドカップ[G3]を制しG1勝利に燃えるダノンスマッシュ。僅差2.9倍の2人気は、今年の夏から短距離へ路線を変更し、前走のセントウルステークス[G2]をレコード勝ちしたタワーオブロンドン、中山巧者の逃げ馬モズスーパーフレアが3人気、期待の3歳馬ディアンドルが4人気に押され、この4頭が10倍を切る人気となった。

全馬綺麗なスタートからの注目の先行争い、大方の予想通りテンのスピードの速さで先頭に躍り出る7番のモズスーパーフレア、1人気のダノンスマッシュはいつもよりもスタートが悪く、内側で先団に取りついていく。
ハナを切って先頭に立ったモズスーパーフレアに、外から11番のマルターズアポジー、その外に16番のファンタジスト。2列目の内から3番のセイウンコウセイ、外にミスターメロディ、間は5枠の9番ディアンドルと10番ラブカンプー。
その後ろ、中団の内にダノンスマッシュがいて、外に12番のダイメイプリンセス、間に2人気の8番タワーオブロンドン。
後方には4番のリナーテ、6番のノーワン、その後ろに1番のアレスバローズと5番のレッツゴードンキ、最後方に14番のハッピーアワーという隊列で3コーナーへ。

前半600mが32秒7のハイペース、耽々と逃げるモズスーパーフレアに4コーナーから動いたのはミスターメロディ。マルターズアポジーとファンタジストは苦しくなって後退し、代わって上がってくるのが、ダイメイプリンセス、その後ろにタワーオブロンドンがいて、1人気のダノンスマッシュはタワーオブロンドンの内で並んで直線へ。

先頭はモズスーパーフレア、2馬身後方からミスターメロディが追い掛け、さらに3馬身後方からダイメイプリンセス、外にタワーオブロンドン、間にダノンスマッシュという並びで追い込んでくる。内を突くセイウンコウセイ、外からレッツゴードンキも鞭を入れて追い出す。

残り200mでも先頭はモズスーパーフレア、ミスターメロディが差を詰めに掛かるが差は詰まらない。代わって外からタワーオブロンドンの伸び、ダイメイプリンセスとダノンスマッシュはその後ろ。

残り100mになっても先頭はモズスーパーフレア、タワーオブロンドンが猛追し、ダイメイプリンセスとダノンスマッシュも追い込んでくるが3番手争い。
逃げるモズスーパーフレアに、追い込むタワーオブロンドン。タワーオブロンドンがモズスーパーフレアを交わし、半馬身抜け出したところがゴール。2着は3人気のモズスーパーフレア、3着には1人気のダノンスマッシュが入り三連単は6,080円と人気サイドの決着となった。

勝ったタワーオブロンドンはG1初制覇、前走のセントウルステークスに続いて重賞連勝。マイルだと勝ち切れなかったG1競走だが、距離を短縮することで本来のスピードが生きる結果となった。前走のレコード勝ちといい、スプリント界に時代を背負える大物が誕生したといって良いだろう。
2着のモズスーパーフレアは中山巧者ぶりを発揮しての激走。いつものような先行力が見られなかった1人気にダノンスマッシュ、スタートダッシュが効かず外から馬に被されてしまってチグハグな競馬になってしまった。それでも3着に突っ込んできているのは地力の高さの証明、1枠ではなくもう少し外枠だったなら違った結果になっていたかもしれない。

※「うまLINEウェブ」公式LINE@では毎週土日のの重賞レースの【買い目】無料配信中!LINE@友だち追加するだけ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加