【京都競馬|秋華賞[G1]レース結果・レース展開回顧】クロノジェネシスが最後の一冠を制す!

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台風が猛威をふるった日本列島、阪神競馬場でも土曜日は雨と風で馬場状態が悪化。日曜日は晴れて馬場か回復するも、良馬場までは回復せず、3歳牝馬クラシックの最終戦となる秋華賞[G1]は、稍重の馬場でのレースとなった。

前哨戦のローズステークスを勝ったダノンファンタジーが単勝3.5倍の1人気。単勝5.6倍で続くのが、オークス2着のカレンブーケドール。3人気は前走の中京で重馬場のレースを快勝したエスポワール。クロノジェネシスが6.9倍、コントラチェックが9.6倍と5頭が10倍を切る人気になった。

大きな出遅れもなく綺麗なスタートを切った全馬、内から先手を伺うのは1人気の1番ダノンファンタジー。しかし、これを制した果敢に先手を取りにいくのが15番のコントラチェック、内から7番のビーチサンバも前に進出。
熾烈な先行争いはコーナーワークを利して内のビーチサンバが先頭、外にピッタリと並ぶコントラチェックで向こう正面の直線へ。3番手の内にダノンファンタジー、外に16番のパッシングスルーと先団は4頭。
中団の前に3番ブランノワール、12番のレッドアネモス、間に5番のクロノジェネシス。その後ろに8番カレンブーケドールが控え、外に11番のフェアリーポルカが併走。ちょうど真ん中に9番のシャドウディーヴァがいて、中団後方に17番のエスポワール、内に6番ローズテソーロが控える。
後方に13番のサトノダムゼル、内側の14番のシゲルピンクダイヤ。18番のシングフォー・ユー、4番のトゥーフラッシー、最後方に10番のシェーングランツという隊列で3コーナーへ向かう。

稍重の馬場で普段よりも時計が掛かるはずだが、前半の1000m通過が58秒3のハイペース、先行する馬にとっては厳しい流れで勝負所を迎える。
逃げるビーチサンバに並んでいるコントラチェック、4コーナーで外に持ち出し並びかけるダノンファンタジー、外からパッシングスルーも上がっていき先団4頭が横並びとなって4コーナーから直線へ。

逃げるビーチサンバがコーナーワークで馬群を2馬身ほど突き放し、ダノンファンタジーが鞭を振るって差を詰めてくる。中団の内でじっと我慢していたカレンブーケドールが、真ん中から脚を伸ばし、カレンブーケドールに併せ馬で追い込んでくるのがクロノジェネシス。後方からはシャドウディーヴァ、大外から鋭い脚で追い込んでくるシゲルピンクダイヤ。

残り200mでも先頭はビーチサンバ、伸びきれないダノンファンタジーをカレンブーケドールとクロノジェネシスが交わし、前のビーチサンバを追い掛ける。外からシャドウディーヴァも伸びるが、勢いは大外のシゲルピンクダイヤ。
残り100mで先頭に立ったクロノジェネシス、連れてカレンブーケドールが2番手に上り、外からシゲルピンクダイヤが猛然と追い込むが2着争いまで。4人気のクロノジェネシスが1着となり、牝馬クラシック最後の一冠、秋華賞を制した。2着に2人気のカレンブーケドール、3着に10人気のシゲルピンクダイヤが入り、三連単は7万970円の万馬券決着となった。

勝ったクロノジェネシスは、桜花賞3着、オークス3着と春のG1競走はあと一歩届かなかった。休み明け緒戦だったが、稍重馬場も気にせず直線で力強く抜け出し、欲しかったクラシックのタイトルを手にした。
クロノジェネシスの次走は、エリザベス女王杯[G1]。今度は古馬相手にどんな走りを見せてくれるのか注目したい。

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