【京都競馬・東京競馬|スワンステークス[G2]・アルテミスステークス[G3]レース結果・レース展開回顧】リアアメリアが無敗の重賞制覇、ダイアトニック大外一気

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今週の土曜競馬はどの競馬場も金曜日に降った雨の影響で重馬場スタート、雨は既に止んでおり、明日の天皇賞(秋)までにどこまで回復するのか気になるところだ。

東京競馬場では、2歳牝馬の重賞競走アルテミスステークス[G3]が行われました。2歳のG1競走や翌年のクラシックで活躍するような素質馬が集まる注目の一戦、今年も期待の素質馬が出走してきた。

単勝1.3倍で1人気に支持されたのは、新馬戦を8馬身差の圧勝したリアアメリア。2人気は藤沢厩舎の素質馬サンクテュエール、10倍以下の人気はこの2頭だけだった。

バラバラっとしたスタートで、好スタートを切ったのは5番のビッククインバイオ。そのまま先頭に立ってペースを握る、2番手には6番のオータムレッド、外から7番のカイアワセ、4番のラインオブダンスも内から先団に向かって上がっていく。このグループに8番のサンクテュエールも加わり先団を形勢。
後方は内から1番のオムニプレゼンス、その横に3番ルーチェデラヴィタ、その外に1人気のリアアメリア、最後方に2番のショウナンハレルヤという体形でレースは進む。

前半800mが48秒4、1000m通過は1分6秒のスローペース。全馬、余力を蓄えながらレースを進め、直線の週発力勝負になった。
直線に入っても軽快に逃げるビッククインバイオ、2人気のサンクテュエールも早めに動いて先頭に並びかける。中から3番のルーチェデラヴィタ、外から6番のオータムレッド、カイアワセ、大外に持ち出したのはリアアメリア。

残り400mになっても軽快に逃げるビッククインバイオ、2番手のサンクテュエールがジワジワ差を詰め、リアアメリアが持ったまま上がってくる。
残り200mでも先頭はビッククインバイオ、外からグングンとリアアメリアが伸びてきて、連れて間のサンクテュエールも伸びてくる。

内の2頭を交わし先頭に立った所がゴールとなった。2着には2人気の8番のサンクテュエール、3着に5人気のビッククインバイオが入り三連単は2,020円と、人気サイドの決着に終わった。

勝ったリアアメリは2連勝で重賞初制覇、直線だけで8頭を抜きさった差し脚は強烈、暮れのG1競走で、どんな走りを見せてくれるのか非常に楽しみだ。

京都競馬場ではマイルチャンピオンシップの前哨戦、スワンステークス[G2]が行われた。1人気に支持されたのは前走オープン特別を快勝したダイアトニック、2人気には安田記念馬のモズアスコット、3人気のグァンチャーレまで10倍を切る人気となった。

全馬、綺麗なスタートからダッシュの付かない1番ロードクエスト、12番のムーンクエイクは後方からので競馬。外から18番のセイウンコウセイが先手を伺うが、11番のイエローマリンバがこれを制して先頭、2番手に9番のトゥザクラウン、内から3番のマルターズアポジーも先行して先団は4頭。
中団は5番のキングハートと6番のアマルフィコーストを先頭に、2番のノーワン、7番のグァンチャーレ、8番のマイスタイルが続き、4番のカルヴァリオがちょうど中間。10番のモズアスコット、1番のロードクエスト、17番のダイアトニックまで中団。
後方に13番のキャナルストリート、16番のモーニン、その内に14番のタイムトリップがいて、最後方に12番のムーンクエストと15番のスマートオーディンが並んで追走し、3コーナーから4コーナーへ。

前半の600mは34秒6、800m通過が46秒3の平均ペース。イエローマリンバのペースでレースが流れ、勝負は直線での差し比べとなった。
残り400mで逃げるイエローマリンバに並びかけるセイウンコウセイ、外から追い出しに掛かるトゥザクラウン。中団から外に進路を変えるキングハートにアマルフィコースト、その後ろからグァンチャーレ、マイスタイルも追い出しを始める。さらに外からモズアスコット、ダイアトニックが上がってきて、大外に持ち出したのはモーニンと、全馬が横一線に広がって先頭のイエローマリンバ目掛けて脚を伸ばす。

残り200mで先頭はトゥザクラウン、外からマイスタイルとモズアスコットが並んで差を詰め、大外からダイアトニックも切れ味鋭く伸びてくる。
残り100mでマイスタイル、モズアスコット、ダイアトニックの3頭の追い比べ。内のマイスタイル、間にモズアスコット、外からダイアトニック。3頭が一歩も譲らず並んだ状態でゴール板を通過。写真判定の結果、1着は外から追い込んだダイアトニック、2着は2人気のモズアスコット、3着は4人気のマイスタイルという結果となり、三連単は8,560円と人気サイドでの決着となった。

連勝で初の重賞制覇となったダイアトニック、G1競走で好勝負しているモズアスコットを破っての勝利は価値がある。マイルチャンピオンシップに向けて、新たな新星が名乗りを上げた。

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