【きさらぎ賞&東京新聞杯結果】インディチャンプ、ダノンチェイサーが重賞初制覇!

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今週は東西で2つの重賞競走が行われた。東京競馬場では今後のマイル路線で活躍狙う馬達が集結した東京新聞杯[G3]、現在11年連続で1人気が敗北中、荒れるマイル重賞はどんな結末を迎えたのだろうか?

今年1人気に支持されたのは1600万クラスを勝ったばかりのインディチャンプ。3歳時は世代のトップクラスといわれた素質の持ち主だったが、2000mという距離がネックになったのか、クラシックへの出走が叶わなかった。昨年の夏から地道に自己条件を勝ち上がり前走でオープン入り、得意のマイル戦で重賞の舞台に帰ってきた。

レースは14頭が綺麗なスタート、1人気のインディチャンプだけがゲートのタイミング合わず出遅れ、後方からの競馬を余儀なくされる。これが11年連続で負け続けている1人気の呪いなのだろうか?

レースは好スタートからショウナンアンセムがハナを切りペースを作る。スタートから縦長の展開になり、インディチャンプと人気を分けあった2人気のタワーオブロンドンは、前から5番手と絶好の位置で折り合っていた。

前半600mの34秒5は平均的なペース、スタートで遅れたインディチャンプも中団の内まで押し上げ、最内で脚を溜めながら先頭を伺う。マイラーのジャンダルムは後方から、ペースに付いていけないのか、レイエンダは最後方からの競馬となった。

馬群は収縮することなく縦長のまま直線へ、先行勢で抜け出しをはかるロジクライ、外に持ち出して前を狙うテトラドラクマ。人気のインディチャンプとタワーオブロンドンは内々から先頭を伺う。

直線の叩き合いを制したのは1人気のインディチャンプ。2着には中団で先行勢をマークしていたレッドオルガ、3着には最内を突っ込んできたサトノアレスとなり、2人気のタワーオブロンドンはプラス10キロ増が堪えたのか、直線で伸びずに5着となった。

11年連続で1人気が敗れていたが、今年は1人気のインディチャンプが快勝、着差以上に強い勝ち方だった。3歳時に開花しなかった能力がここにきて花開こうとしている。今後のマイル路線、インディチャンプという馬を忘れずに覚えておきたい。

関西ではクラシックに向けての重賞競走きさらぎ賞[G3]が行われた。こちらは8頭立てと少頭数の1戦、人気はホープフルステークス[G1]で6着となったヴァンドギャルド。当日に降り続いた雨の影響が大きかったのか、道中3番手でレースを進めたヴァンドギャルドは直線伸びずに4着、勝ったのは2番手から抜け出したダノンチェイサーだった。

前走の2勝目が1600mと距離面を不安視していたダノンチェイサーだったが、2番手からしっかりと伸びての重賞制覇。陣営も2000mの皐月賞までは大丈夫と自信を持ったのではないだろうか!クラシックに向けてダノンチェイサーも覚えておいて損のない馬だろう。

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