【福島牝馬S結果・レース回顧】デンコウアンジュがフローレスマジックを振り切り3年半ぶりV!

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今週は土曜、日曜とG1レースに向けた前哨戦が行われる。本日の土曜日は福島競馬場でヴィクトリアマイルの前哨戦、福島牝馬ステークスが行われた。10頭立てと頭数は揃わなかったが、飛び抜けた実力の馬はおらず、人気も10倍以下の馬が5頭と割れていた。

10頭以下で行われる少頭数のレースは、各馬が自分のペースで競馬ができるかという点がポイントになる。少頭数だと逃げ馬にとっては競りかけてくる馬が少なく、追い込み馬にとっては4コーナーで大外に回るコースロスが少なくなる。その為、全馬が道中は足を溜め、直線での瞬発力勝負になることが多いが、福島牝馬ステークスはどうだろうか?

1人気に推されたのは6番のフローレスマジック、差が無くダノングレース、ランドネと続き、デンコウアンジュ、カワキタエンカまでが10倍を切るオッズだった。スタートで3番のランドネが2番のカレンシリエージョにぶつかりダッシュが付かない。好スタートから先手を主張するのは4番のカワキタエンカ。ウインファビラス、ミッシングリンクも先団に取りついていく。

逃げた自分の形に持ち込んだカワキタエンカ、逆に2番手で折り合いたかったランドネは中団の内で脚を溜める苦しい展開。中団待機のフローレスマジック、その後ろのデンコウアンジュ、ダノングレースはいつも通りの位置で脚を溜める。

淡々とした流れで進み1000m通過が1分2秒2のスローペース。このままでは先行馬が捉えきれないと、3コーナーから仕掛けたのがダノングレース。直線で先頭に並びかける勢いで押し上げ為に、3、4コーナーはペースが速くなる。

最後の直線では逃げるカワキタエンカを捉えにいったダノングレースだが、3、4コーナーでアシを使ってしまった為に直線で伸びなやむ、逃げたカワキタエンカも3、4コーナーでペースが速くった分、残り200mでアシが無くなる。
満を持して差してきたのが中団でじっと脚を溜めていたフローレスマジック、さらにフローレスマジックをマークして、最後まで動かなかったデンコウアンジュ。2頭が残り200mで抜けて、最後は外のデンコウアンジュがフローレスマジックを振り切り1着となった。

昨年は3着からヴィクトリアマイルに向かったが、今年は勝って本番という最高の流れを作ったデンコウアンジュ。ヴィクトリアマイルの穴馬として要注意の一頭といえるだろう。

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