【フローラS・マイラーズC結果・レース回顧】ヴィクトーリア大外一気!京都はダノンプレミアムが貫禄V

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東京競馬場ではオークストライアルのフローラステークス、京都競馬場では安田記念の前哨戦となるマイラーズカップが行われた。今週から開催がスタートした東京と京都、開幕週の高速馬場がレースにどんな影響を及ぼしたか。

東京でおこなわれたのはオークストライアルのフローラステークス、2着以内の馬にはオークスの優先出走権が与えられる。1人気は新馬戦で圧勝したセラピア、2人気はフラワーカップ4着のシャドウディーヴァ。ヴィクトーリア、フェアリーポルカまでが10倍を切る人気となっていた。

前走のフラワーカップで逃げられず自分の競馬ができずに5着となったジョディ―が、今回はスタートから気合いを付けて先頭に立つ。2番手で折り合おうとした1人気のセラピアだったが、外から馬がきたことで掛かってしまい、藤岡騎手が必死になだめながら追走となった。
この2頭を見るようにしてウインゼノビア、パッシングスルーが先団を追走、2人気のシャドウディーヴァは中団の内、シャドウディーヴァをマークするような形で3人気のヴィクトーリア、中団の外に4人気のフェアリーポルカという流れでレースが進む。

1000mの通過が1分0秒6と開幕週にしては遅くスローの流れ、3コーナーで動いたのは中団の外にいたフェアリーポルカ、直線入り口では2番手のセラピアに並びかける所まで上がっていった。
フェアリーポルカが動いたことで後続の馬も徐々に進出、シャドウディーヴァとヴィクトーリアは内から、フォークテイルと藤田菜七子のヴィエナブローも先団に取りつくように押し上げ最後の直線にはいる。

逃げるジョディ―を2番手にいたセラピアが捕まえにいく、その外からレオンドーロ、フェアリーポルカが脚を伸ばす。内をついていたヴィクトーリアは直線で外に進路を切りかえるが、シャドウディーヴァは前が空くのを待っている。
残り200mでも先頭はジョディ―、外のフェアリーポルカも先頭に並びかける。セラピアは前半掛かったせいで伸びを欠き残り200mで脱落、変わって外に持ち出したヴィクトーリア猛然と追い込んでくる。残り200mでも前が空かないシャドウディーヴァは、強引に内をこじ開け追い出しをはかる。
ゴール前は5頭の大接戦となったが、外から伸びたヴィクトーリアが1着、2着は内をこじ開けたシャドウディーヴァ、3着は逃げたジョディ―が逃げ粘った。オークスへの切符を手にしたのは、勝ったヴィクトーリアと2着のシャドウディーヴァ、本番のオークスでどんな走りをするのか楽しみだ。

京都競馬場では安田記念の前哨戦となるマイラーズカップ、前走の金鯱賞で復活し単勝1.3倍に推された1人気のダノンプレミアム。朝日杯以来のマイル戦でどのような走りをするのか注目が集まった。

好スタートからハナに立ったのはグァンチャーレ、1人気のダノンプレミアムは2番手からの競馬、その後にインディチャンプ、パクスアメリカーナと続き、モズアスコット、ケイアイノーティックは後方待機で脚を溜める。

淡々とした流れでレースは進み、最後の直線で逃げるグァンチャーレを捕まえに行くダノンプレミアム、後続馬も追い出すが先頭2頭との距離が縮まらない。残り200mでダノンプレミアムが先頭に立つと、そのまま後続に1馬身4分1の差を付けてゴール。2着には逃げたグァンチャーレが残し、3着には3番手の内にいたパクスアメリカーナが入った。

マイラーズカップはダノンプレミアムの強さだけが目立つレースとなった。直線抜け出してからも余裕があり、スピードの絶対値が他馬とは比べものにならないという印象を強く受けた。この強さなら、本番でも主役の1頭になることは間違いないだろう。

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