【ラジオNIKKEI賞[G3]・CBC賞[G3]結果・レース回顧】ブレイキングドーン・レッドアンシェルが重賞初V!

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今週から夏競馬がスタートした。開幕週の今週は福島でラジオNIKKEI賞[G3]、中京競馬場ではCBC[G3]が行われ、この夏に飛躍したい馬や秋に向けて賞金を加算した馬などが集結。しかし今週は、梅雨や台風の影響で大雨、福島も中京も日曜日には不良馬場になり、この馬場がレースでも人気馬の明暗を分けることとなった。

福島では3歳馬のハンデキャップ競走、ラジオNIKKEI賞[G3]。1人気は単勝5.6倍のヒシイグアス、続く2人気は5.9倍のディキシーナイト。ブレイキングドーン、ブレイブメジャー、ヒシノガルーダまでが10倍を切るオッズ。1人気が5.9倍、さらに20倍以下の馬が11頭、馬券を買う側もどれを軸にしたらいいのか迷うほど人気がわかれた。

レースはバラバラとしたスタートで始まり、好スタートをきった10番レッドアネモスが、スタート直後によれて、1人気の9番ヒシイグアスに接触し後退、逃げたかっただけにスタートで勝負がついてしまった。

逃げたのは3番のダディーズマインド、2番手にディキシーナイトが付け、その後ろに2番のマイネルサーパス、6番のブレイブメジャーという展開。不良馬場でダッシュがつかなかったのか、逃げたかった8番のサヴォワールエメ、ヒシイグアス、ランスオブプラーナは前に行けず、逃げ馬も自分の競馬ができず苦しい展開を強いられる。

1000m通過が1分1秒0、逃げるダディーズマインドに、3コーナーから仕掛けて上がっていくのは、14番のブレイキングドーン、3番手にいたマイネルサーパスもジワジワと進出して、直線に向かう。

先頭のダディーズマインドに内からマイネルサーパスが並びかけ、外からブレイキングドーンが突っ込んでくる。間を突いたディシーナイト、ブレイブメジャーは伸びを欠いている。残り200m、内からマイネルサーパスが抜け出すところ、外からブレイキングドーンが襲いかかる、さらに大外から追い込んでくるのは13番のゴータイミング。残り100mで外のブレイキングドーンが差し切り、そのまま1着でゴール。2着には内から伸びたマイネルサーパス、3着は大外から突っ込んできたゴータイミングで三連単は14万2,140円の高配当決着となった。

重賞で勝ち切れなかったブレイキングドーンが重賞初勝利。週末に激しさを増した雨が、各馬の明暗を分ける結果となった。

中京ではサマースプリントの第2戦となるCBC賞が行われた。自己条件を勝ちオープン入りしたレッドアンシェルが1人気の3.4倍。2人気にセイウンコウセイ、僅差の3人気はアヴィルアウェイ、ショウナンアンセムと続き、10倍以下のオッズはこの5頭となった。

全体的にまとまったスタート、好スタートを切った7番のビップライブラリーがハナを伺うが、内から勢いよく先頭に立つのは3番のセイウンコウセイ。5番のラインスピリットが続き、内から1番のグランドボヌール、2番のショウナンアンセムと続いて先団を形勢。中団の内に4番アレスバローズ、中に6番コパノディール、外に1人気に9番レッドアンシェルが続く、後方には8番のキョウワゼノビア、その外に12番タマモブリリアン、最後方に3人気のアウィルアウェイという展開で最後の直線に向かう。

先頭は逃げるセイウンコウセイ、追いすがるラインスピリットにグランドボヌール。最内を突くアレスバローズに、外から追い込むレッドアンシェル、さらに外からキョウワゼノビア、10番のラベンダーヴァレイ。

残り200mで内から伸びてきたアレスバローズがセイウンコウセイに並びかける。外からはレッドアンシェル、キョウワゼノビアも追い込んでくる。残り100mで先頭は内から抜けたアレスバローズをレッドアンシェルが捕まえに行く、逃げたセイウンコウセイも踏ん張り3頭の叩き合い。レッドアンシェルがアレスバローズを捉えた所がゴールとなった。

勝ったレッドアンシェルはこの夏に飛躍を狙う馬、今後の活躍が期待できるだけに名前を覚えておいて良い1頭だろう。2着のアレスバローズは昨年の覇者、雨は得意ではなかったがしっかりと2着を確保、良馬場ならもっと走れるので見直しが必要。3着のセイウンコウセイは不良馬場が得意だっただけに惜しい3着だった。トップハンデ58キロを背負って3着なら悲観する内容ではないだろう。

1着は1人気のレッドアンシェルだったが、2着は7人気アレスバローズ、3着は2人気セイウンコウセイで三連単は1万6,300円の万馬券決着となった。

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