【札幌競馬予想/重賞レース】8/11(日)エルムS[G3]を予想!レース展開と注目馬は!?

夏の北海道開催で行われる唯一のダート重賞エルムステークス[G3]。秋に向けて賞金を加算しておきたい馬たちの出走が多く、秋を見据えた重要な一戦といえるだろう。

グリム（牡4歳、野中賢二厩舎）

昨年のレパードステークス[G3]で重賞初制覇、その後は交流戦を中心に使われて、前走のマーキュリーステークスで交流重賞3勝のグリム。3歳時のユニコーンステークス[G3]では、2人気に押されるほどの実力馬（1人気はルヴァンスレーヴ）。
メンバーの中では力上位の存在だけに、力通りの走りができれば、中央での重賞2勝目が見えてくる。

サトノティターン（牡6歳、堀宣行厩舎）

2走前のマーチステークス[G3]で重賞初制覇、前走の平安ステークス[G3]では、直線で伸びを欠き9着と敗れた。5勝の内、3勝は2100ｍの競馬、マーチステークスは1800ｍなので、1700ｍがこなせない訳ではないと思うが、実力通りのパフォーマンスが出せるか半信半疑といったところだろう。小回りコースの札幌に対応できれば、勝ち切るだけの能力は持っている。

ハイランドピーク（牡5歳、土田稔厩舎）

昨年の勝ち馬で連覇を狙っての参戦はいうまでもない。しかし、昨年このレースを勝った後は、6着、16着、13着、6着と掲示板（5着以内）にも乗れず、苦しい競馬が続いている。しかし昨年も暖かくなってきて調子を上げてきたように、夏場に走る馬なので一発あっても不思議はない。

テーオーエナジー（牡4歳、宮徹厩舎）

3歳時は兵庫ChSを勝った後にダービーに参戦、さすがに芝でのレースは厳しく18着と敗退。その後は路線をダートに戻し、オープン特別を2連勝、近走は重賞で10着、12着と力を出し切れてないが、得意の先行力を行かせれば怖い存在の1頭といえるだろう。

ドリームキラリ（牡7歳、矢作芳人厩舎）

昨年の2着馬で今年はリベンジに燃えるドリームキラリ。昨年は欅S→プロキオンS→エルムSというローテーションだったが、今年は欅ステークスから間隔を空けてのレースとなる。今年で7歳になるだけに、無理使いするよりは間隔を空けたのは好感が持てる。
前走の欅Sでは59キロ背負って、アルクトス（プロキオンS制覇）にハナ差の2着。7歳になるが、まだまだ若い者には負けられないと、力のある所を見せた一戦だった。昨年2着しているように、札幌の走り方は分かっているはず、あっさり押し切るだけの力は持っているので、要注意の一頭といえるだろう。

リアンヴェリテ（牡5歳、中竹和也厩舎）

昨年も函館で500万、1000万と2連勝。今年も函館で大沼ステークス、マリーンステークス、オープン特別を2連勝と勢いのある上り馬。自分のペースで逃げると、直線でしぶとい脚を使う逃げ馬。今年のペースを逃げるのはこの馬だけに、誰も競り掛けず楽に逃げるようだと、逃げ残ることも十分考えられる。

北海道シリーズ唯一のダート重賞、次代を担うダート界のスター候補が誕生するか、興味が尽きないレースといえる。

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