9月29日のスプリンターズステークス[G1]に向けて、各地で有力馬が始動する。夏の北海道シリーズにもスピード自慢が集結、2008年には16頭立ての16人気タニノマティーニが優勝し、2017年には13頭立ての12人気エポワスが勝利している。二桁人気でも侮れないキーンランドカップ、このレースから天下を取る馬が現れるか。
ダノンスマッシュ(牡4歳、安田隆行厩舎)
重賞連勝で挑んだ高松宮記念[G1]で、1人気に支持されるも直線で伸びきれず4着となったダノンスマッシュ。前走の函館スプリントは薬物騒動で除外となり、仕切り直しの一戦となる。昨年は4人気で2着と小回りの札幌コースは対応済み、除外の影響がなければアッサリ勝ち切る力は持っている。
タワーオブロンドン(牡4歳、藤沢和雄厩舎)
前走の函館スプリントステークスは好位から最速の上りをマークするものの、先行した馬が止まらず3着だったタワーオブロンドン。前々走の京王杯で重賞3勝目、実績的には一歩抜けているが、今回もハンデ58キロを背負っての小回りコースへの対応がポイントになるだろう。
セイウンコウセイ(牡6歳、上原博之厩舎)
2017年には高松宮記念[G1]を勝った実力馬。休み明けの前走は58キロを背負っての3着と馬券に絡んでおり、休み明け2戦目は【1,3,0,2】と叩かれて良くなるタイプだけに、今回は絶好の狙い目といっても良いだろう。ただ過去10年で58キロを背負って勝った馬は1頭もおらず、馬券に絡んだのは2011年のビービーガルダンの2着だけで、データを覆せるか注目の1頭。
ライオンボス(牡4歳、和田正一郎厩舎)
芝に路線を変更してから5戦目、1000万、オープン、アイビスSD[G3]と、直千1000mの競馬で3連勝と勢いに乗るライオンボス。今回はコーナーのある1200mのレースだが、小倉や函館で勝ち星があるので、小回りコースも問題ないだろう。開花したスピード能力で連勝を狙う。
アスターペガサス(牡3歳、中竹和也厩舎)
近走は2戦連続2着と好調のアスターペガサス。前々走の葵ステークスでは、勝ち馬ディアンドルにアタマ差まで迫る2着。そのディアンドルが北九州記念[G3]で2着していることからも、アスターペガサスも重賞級の能力があることはいうまでもないだろう。ハンデ53キロは出走メンバーの中で最も軽く、今回も軽量を生かした粘り込みができる。
ハッピーアワー(牡3歳、武幸四郎厩舎)
3歳の春はファルコンステークス[G2]を制し、続くNHKマイルカップ[G1]で7着と敗れたが、勝ったアドマイヤマーズと0.4秒差なら力を示した一戦といって良いだろう。今回1年振りとなる1200m戦、古馬の1200m戦のスピードに対応できるかがポイントになるだろう。
G1競走まで1ヶ月あまりとなった短距離路線。夏の勢いを味方に付け、G1競走に名乗りを挙げる馬はどの馬か。
※本レースの競馬買い目予想はレース当日朝に公式LINE@で公開予定!お楽しみに!
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