【重賞データ分析】『セントウルS[G2]』の過去10年データをガッツリ分析!

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【重賞データ分析】セントウルS[G2]

 

今週からスタートする秋競馬、開幕から3週間はG1競走へ向けてのトライアル戦。秋のG1競走を仕留める為にも、前哨戦でしっかりと力関係を把握しておきたいところだ。本番のスプリンターズステークスに向けて、トライアル戦となるセントウルステークスの傾向をしっかり掴んでおこう。

今年で33回目となるセントウルステークス[G2]、2012年、2013年のロードカナロア、昨年のファインニードルなど、セントウルステークスをステップにスプリンターズステークスを制した馬も多い。
またセントウルステークスは、サマースプリントシリーズの最終戦でもあり、真夏のスプリンターにとっては、このレースで優勝が決まる大事な一戦。スプリンターズステークスを狙う実績馬だけでなく、真夏のスプリンターにも注目が必要だ。

出走各馬のローテーションから見ていこう。過去10年の勝ち馬の前走レースを調べてみると、前走で北九州記念を使っている馬が5勝、アイビスサマーダッシュが2勝、高松宮記念、ニュージーランドトロフィー、海外G1が各1勝ずつという結果になった。夏場を戦ってきた馬にとっては、北九州記念組とアイビスサマーダッシュ組が有力といっていいだろう。

今度は勝ち馬の前走着順に注目してみる。過去10年の勝ち馬10頭の前走着順を調べてみると、前走1着の馬が3頭、3着の馬が3頭、4着、5着、11着、13着の馬が各1勝ずつという結果になった。データから勝ち馬を探すのであれば、前走1着が理想だが、前走3着以内であれば十分チャンスがあるといっていいだろう。

世代別の強さにも注目。過去10年の勝ち馬10頭の年齢を調べてみると、5歳馬が4勝、4歳馬と3歳馬が3勝ずつという結果となり、過去10年で6歳以上の勝ち馬は1頭もいなかった。過去の傾向からも中心は3歳~5歳馬と考えて良さそうだ。

各馬の脚質にも目を向けてみよう。過去10年の勝ち馬10頭の4角での位置取りを調べてみると、4コーナーを先頭で通過した馬が【3,1,0,6】という好成績を残していた。また勝ち馬10頭すべてが、4コーナーで7番手以内を走っていたことからも、脚質的には先行馬が優位といって良いだろう。
阪神コースは直線が長く坂もありコース的には差し馬が優位に見えるが、それよりも開幕週の高速馬場の恩恵が大きく、前が止まりづらい傾向にあると考えるべきだろう。

次は着眼点を騎手に向けよう。過去10年のセントウルステークスで好成績を挙げている騎手は、川田将雅騎手【2,0,1,4】、デムーロ騎手【1,1,0,1】、岩田康誠騎手【0,3,0,4】の3名。2017年、2018年とファインニードルで勝っている川田騎手の勢いも気になるが、勝ち星こそないものの、2着3回と好走させる岩田騎手にも注目したい。

最後に騎手の乗り替わりについて調べてみた。過去10年の勝ち馬の乗り替わりを調べてみると、前走と同じ騎手が9勝【9,7,5,55】、乗り替わりが1勝【1,3,5,62】という結果になった。パーセンテージを見ても、前走と同じ騎手の方が2倍以上も好走しやすい傾向にあるので、ここもしっかり押さえておこう。

セントウルステークスの気になるデータをまとめてみた。枠順が決定する金曜日までに、レース傾向や各馬の動きを把握し、日曜日の馬券作戦に役立てよう。

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