【重賞データ分析】『ローズステークス[G2]』の過去10年データをガッツリ分析!

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【重賞データ分析】ローズステークス[G2]

先週の紫苑ステークス[G3]では、夏の上り馬パッシングスルーが優勝。2着のフェアリーポルカ、3着のカレンブーケドールが秋華賞[G1]の優先出走権を手にした。今週は阪神で秋華賞トライアルのローズステークス[G2]が行われる。

知っている方も多いと思うが、ローズステークスは本番の秋華賞と直結するトライアル戦。過去のデータを調べてみるとローズステークスで3着以内に好走した馬は、本番の秋華賞でも【9,13,8,36】と好成績を残りしており複勝率45.5%、3着以内にきた3頭のうち1頭は本番でも好走するという結果を残している。本番に向けて非常に重要なトライアル戦、過去10年間のデータを元にローズステークス傾向をしっかり掴んでおこう。

まずはローテーションから見ておこう。過去10年の勝ち馬10頭の前走レースを見てみると、オークス組が8勝と断トツの成績を残している。トライアル戦というと本番への優先出走権を狙いに、上り馬が活躍するイメージがあるが、ローズステークスは春に実績を挙げた馬が、本番に向けての叩き台として出走するとい傾向が強いようだ。

続いて前走の着順に注目してみる。過去10年の勝ち馬10頭の前走着順を見てみると、前走で勝っている馬が5勝、前走3着の馬が2勝、前走4着の馬が2勝という結果になった。前走のレースで勝っていることが理想だが、4着以内であれば好走する可能性が高いといっていいだろう。

こんどは各馬の馬体重を調べてみた。過去10年の勝ち馬10頭の馬体重を調べてみると、440キロ~459キロの馬が4勝、420キロ~439キロの馬が3勝、460キロ~479キロの馬が3勝という結果になった。420キロ~439キロといった小柄な牝馬の好走が目立つ、逆に480キロ以上の馬は過去10年で1頭も勝っていないので覚えておこう。

次は騎手に目を向けてみる。過去10年間のローズステークスで好成績を残しているジョッキーは、岩田康誠騎手【2,1,0,4】、池添謙一騎手【2,1,0,2】、ルメール騎手【2,0,0,2】と各ジョッキー2勝をマークしている。特に池添騎手とルメール騎手は複勝率で50%を超えており、今年も要注意といっていいだろう。

騎手を調べたので乗り替わりも見ておく。過去10年の勝ち馬10頭の騎手を調べてみると、前走と同じ騎手が騎乗していた馬が7勝、乗り替わって勝った馬が3勝という結果になった。乗り替わりがマイナスとは言わないが、馬の癖を知っている主戦騎手の方が好成績を残しやすい。

最後に血統背景もチェックしておく。過去10年の勝ち馬10頭のお父さん(種牡馬)を調べてみると、ディープインパクト産駒が5勝と抜けた成績を残している。今年出走予定の馬でディープインパクト産駒がいるなら、注意しておいたほうが良いだろう。

上記のデータを今年の出走馬に当て嵌め、ローズステークスの傾向、自分だけのマイデータを作っておくと良いだろう。

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