夏の2歳戦が終了し、秋は暮れのG1に向けての戦いがスタートする。阪神JF[G1]や朝日杯FS[G1]といったマイルG1を目指す馬。暮れのホープフルステークス[G1]から、翌年のクラシックを目指す馬。
東京開催の開幕週に行われるサウジアラビアロイヤルカップ[G3]は、2017年はダノンプレミアム、昨年はグランアレグリアとマイルのG1を制した馬の登竜門となっており、今年も大きな飛躍を求める2歳馬が集まった。
サリオス(牡2歳、堀宣行厩舎)
6月からスタートした新馬戦、開幕週の新馬戦は先々のローテーションを考え、名門厩舎が馬を揃え、ハイレベルな新馬戦になることが多い。そんな新馬戦をあっさり勝ち切ったサリオス、道中は5番手で折り合い、直線に入りレーン騎手が気合を付けると、スピードの違いで先頭の馬を捉え快勝した。
追われてからフラフラする部分もあり、まだまだ未完成ではあるが、底知れぬ能力を感じる馬。4ヶ月間の休み明けとなるが、どんな走りをみせてくれるのか期待したい1頭。
アブソルティスモ(牡2歳、藤沢和雄厩舎)
新馬戦はサリオスに差されるも2着に残したアブソルティスモ。3着以下に7馬身以上の差を付けていた事を考えれば、新馬戦は2強の戦いだった。夏は札幌にもっていき、未勝利を脱出。新馬戦で付けられた2馬身、どこまで詰められるか注目したい。
ロードエクスプレス(牡2歳、坂口智康厩舎)
新馬戦は3番手で折り合い、直線でも後続を引き離し1着となったロードエクスプレス。430キロ台の小柄な馬だが、スピード能力は相当なもの。距離が200m延びてのマイル戦だが、しっかりと折り合うようなら、怖い存在といっていいだろう。
クラヴァシュドール(牝2歳、中内田充正厩舎)
9月7日の阪神でデビュー、スタートからスッと3番手をキープ、直線でも余裕のある手応えで抜け出し、そのまま押し切っての新馬勝ち。好位の3番手からメンバー最速となる、33秒1のタイムで走り抜けた。
イロゴトシ(牡2歳、牧田和弥厩舎)
7月27日の小倉でデビュー、新馬戦は果敢に逃げるも、直線で苦しくなり4着と敗れたが、2走目となった8月10の未勝利戦は、道中5番手から追走しメンバー最速の上りで差し切って見せた。続くひまわり賞も、好位から競馬で2連勝となった。
今回は1600mと距離が400mと伸びるが、メンバー唯一の2勝馬、折り合い次第で一発もある。
ダノンプレミアムやグランアレグリアに続く馬はどの馬か。この中か暮れのG1を制する馬が現れるのだろうか、注目の一戦といえるだろう
※本レースの競馬買い目予想はレース当日朝に公式LINE@で公開予定!お楽しみに!
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