【特別コラム】競馬初心者必読!ハロンって何???

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2019年の中央競馬もスタートし、今年から新たに競馬を始めたという方も少なくないでしょう。そこで今回は特別編として、いまさら聞けない「競馬のイロハ」を解説してみようと思っています!

「馬柱」って?

競馬を始めると最初にぶつかるのが競馬新聞の見方。各競馬新聞や専門紙ごとに馬柱に記載されている内容は異なるが、基本的な部分を抑えるだけでも競馬の予想や考え方は大きく変わってくる。そうそう、馬柱ってなんのこっちゃ?と思う方がいるかもしれませんが、馬柱というのはレースの枠番、馬番に馬名が書かれ、各馬の前走成績、前々走の成績が乗っているアレです。1枠が白で8枠がピンクで色分けされているアレのことです。

「上がり3ハロンのタイム」って?

レースを予想する上で前走成績は重要で、レース名や着順、距離やレースタイムなどは大丈夫だと思います。そしてレースタイムの下あたりに表記されている「上がりタイム」、正確には上り3ハロンのタイム、これに戸惑うと思います。

上がりというのはレースや調教において、終盤の最も重要な走破タイムの事を上りといいます。追い込み馬や差し馬に対して、この馬は「上がりが速い」「上がりが切れる」なんていう場合もがあります。

次は3ハロンについて説明します。競馬では距離に対していろいろな単位を使います。ハロンは200mを意味し、競馬場にはゴールから200mごとにハロン棒が立っています。
騎手などはこのハロン棒で、ゴールまで何百メートルの所を走っている。何百メートルになったスパートしようという目安などにもしています。
1ハロンが200mということは、3ハロンは3倍の600m、まとめると上がり3ハロンというのは、最も重要な600m、ゴールから手前600mを上がり3ハロン。例えば2000mのレースだと、1400mからゴールの2000mまでが上がり3ハロンになります。

察しの早い方ならもうお気付きだと思いますが、この上がり3ハロンのタイムが速い馬ほど鋭い脚で追い込んだということになります。同じ追い込み馬でも、上がりタイムを比較することで、この馬の方が鋭い追い込みをするということが分かるのです。
今まではレースタイムが速いから強い、遅いから弱いというだけで判断をしていたものが、上がりのタイムを比較する事で強い弱いがより明確なものになってきます。

知識で膨らむ予想…東京競馬場なら上りタイム有利!?

さらに考えを膨らませれば、東京競馬場のように直線の長いコースであれば、上りのタイムが速ければ直線だけで差し切れる。逆に直線の短い札幌、福島、小倉などの競馬場では、上がりが少し遅くても先行していれば逃げ残れるという考え方が成り立ちます。

新しい事を1つ知ると、そこからいろいろな考え方が膨らみに、無限の予想へと発展していきます。知れば知るほど楽しくなる競馬、独自の想像を膨らませ、自分だけの予想が出来るようになると、競馬が100倍楽しくなりますよ。

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