4連勝と無敗で皐月賞を勝ったサートゥルナーリア。年明け初戦が皐月賞と過去に前例のない勝ち方で勝利し、2冠を目指すサートゥルナーリアが主役であることは間違いないだろう。先週のオークスのように別路線からくる馬が、本番でアッといわせるのか。それとも皐月賞で敗れた馬が雪辱を果たすのか。過去10年の勝ち馬10頭、さらに馬券圏内となる3着以内に好走した30頭から、日本ダービーの傾向を探ってみる。枠順の決まる木曜日までにダービー傾向をしっかり把握しておこう。
最初はいつも通りローテンションから見ていこう。過去10年の勝ち馬10頭の前走レースを調べ見ると10頭中9頭が前走で皐月賞を使っていた。皐月賞以外から勝った馬は、京都新聞杯からダービーに挑んだ、2013年のキズナ1頭だけとなっている。
馬券圏内の3着以内馬を調べても、30頭中20頭は前走で皐月賞を使っていた馬、サートゥルナーリアの逆転候補を考えるなら皐月賞組の馬ということになるだろう。
次に各馬のキャリアを調べてみた。過去10年の勝ち馬10頭を調べ見ると、キャリア5戦の馬が4勝、これに続くのキャリア4戦の6戦の馬が2勝しており、キャリア7戦の馬が1勝、キャリア8戦の馬が1勝で、キャリア9戦以上の馬にダービー馬はいなかった。
勝ち馬の枠順を調べたみた。過去10年の勝ち馬10頭の枠順を調べてみると、10頭中4頭が1枠の馬だった。各枠の複勝率などを見てみると、内枠と外枠でどっちが優位というほど数値は偏っておらず、1枠だけが別格に良い成績を残しているようだ。人気馬でも穴馬でも1枠に入った馬は、要注意といえるだろう。
今度は乗り役に目を向けてみる。過去10年のダービーで好成績を残しているジョッキーは、10年間で2勝している横山典弘騎手、複勝率50%のM・デムーロ騎手の二人。ルメール騎手も好成績を残しているが、騎乗停止なので除外した。
次は乗り替わりを調べてみる。過去10年の勝ち馬10頭を調べ見ると、ダービーで乗り替わって勝った馬は1頭もおらず、10頭とも前走と同じ騎手が騎乗していた。
2冠を目指すサートゥルナーリアは皐月賞ではルメール騎手が騎乗、今回は騎乗停止なのでレーン騎手に乗り替わりとなるが…大丈夫だろうか?
最後は血統もフォローしておこう。過去10年の勝ち馬10頭の種牡馬を調べてみると、ディープインパクト産駒が4勝、キングカメハメハ産駒が2勝。この2頭を複勝率で上回るのがハーツクライ産駒とネオユニヴァース産駒となった。
簡単ではあるが過去10年間のデータから傾向を導き出してみた。各自で出走予定馬とデータとの照らし合わせ、自分だけの穴馬を見つけて欲しい。
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