【重賞データ分析】『函館スプリントS[G3]』の過去10年データをガッツリ分析!

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函館スプリントS[G3]データ分析

次週は上半期の総決算となる宝塚記念が行われる。そして今年の競馬も春から夏へ、今週から夏競馬の代名詞ともいえる北海道シリーズが開幕、函館競馬、札幌競馬と夏場のみに開催され、今年も北の大地で熱戦が繰り広げられる。

そんな北海道シリーズの開幕を告げるのが函館スプリントステークス[G3]、今年も函館の開幕週にスピード自慢が集結、過去データを元に、データから函館スプリントステークスを紐解いてみよう。

過去10年のデータから世代別の強さを調べてみる。過去10年の勝ち馬10頭の年齢を調べてみると、3歳馬と5歳馬が3勝ずつ、4歳馬が2勝、6歳馬が1勝という結果になった。ここで注目するべきは3歳馬、この時期の3歳馬はハンデの恩恵も受け好走しやすい傾向にあり要注意。3歳戦には芝1200mのG1競走が無いので、スピード自慢の3歳馬にとっては、この夏に飛躍を求め、秋はスプリンターズステークスを目指すので今年出走する3歳馬には注目したい。

ハンデ(負担重量)の話が出てきたので、過去10年の勝ち馬10頭のハンデを調べてみたところ、ハンデ49.5キロ~51キロの馬が3勝、ハンデ55.5キロ~57キロの馬が3勝。これに続く2勝を挙げていたのが、ハンデ53.5キロ~55キロとハンデ57.5キロ~59キロの馬だった。
ハンデ53.5キロ以上の馬に関しては、勝ち馬が分散しており特筆すべきことはないが、最軽量ともいえるハンデ49.5キロ~51キロの馬が過去10年で3勝もしていることからも、ハンデ51キロ以下と極端に軽い馬も注意が必要だ。

今度は過去10年の勝ち馬10頭の前走レースの距離を調べてみた。すると前走で芝1200mのレースを使っていた馬は3頭しかおらず、残りの7頭は前走で芝1400m以上のレースを使っていた。開幕週のレースなのでスピード能力にとらわれがちだが、スピード能力だけでなく持久力のある馬が狙い目ということだろう。

次は前走の着順にも注目してみた。すると過去10年の勝ち馬10頭中3頭は前走1着の馬だったが、実は前走10着以下だった馬が過去10年で4勝していた。前走10着以下から巻き返して勝った4頭中3頭は前走でG1競走に出走しており、G1級の馬であれば前走の着順を気にすることはないだろう。逆に人気が落ちる分、穴馬として狙い目なのかもしれない。

最後に枠順に関しても伝えておこう。過去10年の勝ち馬10頭の枠順を調べてみると、1枠~3枠の馬が2勝ずつ、残り4勝は5枠~8枠の馬が各1勝ずつ挙げていた。やはり開幕週の高速馬場、最短距離を走れる内枠は優位で、穴馬を探すなら外枠よりも内枠の馬の方が好走しやすいといえるだろう。

6月は全国的に梅雨入りの季節、夏競馬の訪れを告げる函館スプリントで、ジメジメとした梅雨の雰囲気を快勝(解消)したい。

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