北海道シリーズの開幕を告げる函館スプリントステークス[G3]、この夏に飛躍を求めるスピード自慢が函館競馬場に集結。サマースプリントシリーズの開幕戦でもあり、近年は軽量馬の好走が目立つレースだが、今年は実績馬がそれとも軽量馬か、北の大地で今年最初の重賞を制するのはどの馬か!
タワーオブロンドン(牡4歳、藤沢和雄厩舎)
重賞3勝のうちG2競走が2勝、朝日杯フューチュリティステークス[G1]で3着と実績はナンバーワン。芝1200mは今回が初となるが、前走でも芝1400mのG2競走、京王杯スプリングカップを制しており、スピードで劣ることはないだろう。気になるのは負担重量の58キロ、57キロを背負ったNHKマイルカップは12着、東京新聞杯は5着と結果出ていないだけに、58キロを克服することがこの馬の課題だろう。
ダノンスマッシュ(牡4歳、安田隆行厩舎)
G3競走の京阪杯とシルクロードステークスを制した芝1200mのスペシャリスト。満を持して挑んだ高松宮記念では、好位から思ったような伸びがなく4着と敗れた。今回の負担重量は57キロ、実はダノンスマッシュも57キロを背負った、NHKマイルカップが7着、高松宮記念が4着と結果が出せていない。能力的には上位の存在だが、不安材料があることも否定できない。
リナーテ(牝5歳、須貝尚介厩舎)
前走の京王杯スプリングカップでは、勝ったタワーオブロンドンから3分4馬身差の2着。今回リナーテは京王杯スプリングカップと同じ負担重量54キロ、タワーオブロンドンが2キロ重くなる58キロなら逆転のチャンスは十分にある。芝1200mは【3,1,0,2】と得意にしており、函館コースでの勝鞍を含め怖い伏兵の1頭といえるだろう。
シュウジ(牡6歳、須貝尚介厩舎)
2016年の函館スプリントステークス2着馬。近走はダートを使ったりしているが、スピード能力はここでも引けは取らない。持ち前の先行策に、開幕週の馬場を含め、ハナを切って逃げれば、侮れない1頭といえるだろう。
アスターペガサス(牡3歳、中竹和也厩舎)
昨年の函館2歳ステークスの勝ち馬で、前走は57キロを背負ってオープンの葵ステークスで2着。今年の出走馬の中で最軽量の52キロ、新馬戦、函館2歳Sと連勝した得意のコースで一発を狙っている。
実績馬が力を見せつけるのか、それとも軽量馬が一発穴をあけるのか、今年の北海道シリーズも開幕週から目が離せない。
※本レースの買い目はレース当日朝に公式LINE@で公開予定!お楽しみに!
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