【重賞データ分析】『函館記念[G3]』の過去10年データをガッツリ分析!

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函館記念[G3]データ分析

サマー2000シリーズ第2戦として行われる函館記念[G3]、過去10年で1人気が勝ったことがない波乱のレース。さらに1人気が馬券に絡んだのも、2010年のジャミール(2着)の1頭だけで、昨年は5人気、7人気、13人気の決着で三連単は57万1,480円の特大万馬券となった。ハンデ戦だけに今年も荒れる可能性が高く、馬の能力よりもデータで割り切った馬券の方が的中率は高いかもしれない。

今週も気になるデータをまとめてみたので、枠順が決まる前に函館記念の傾向をしっかりと把握し、対策を練っておこう。

まずはステップレースから調べてみる。過去10年の勝ち馬10頭の前走レースをみてみると、目黒記念組が3勝、エプソムカップ組が2勝、新潟大賞典組、金鯱賞組、鳴尾記念組が1勝ずつと、前走重賞競走を使っている馬は勝つだけの能力を秘めているということになる。重賞以外では福島テレビOP組、巴賞組が1勝ずつしているが、勝ち馬を探すのであれば、前走重賞競走を使っている馬が狙い目といえるだろう。

前走のレースの人気についても調べてみた。過去10年の勝ち馬10頭の前走の人気を調べてみると、1人気、2人気の馬は1頭しかおらず、6人気~9人気の馬が7頭もいた。このデータを見る限り、前走の人気を気にする必要はないが、前走人気だったから強いという考えは捨てた方がいいだろう。

次は世代別の強さを調べてみる。過去10年の勝ち馬10頭の年齢を調べてみると、7歳以上の馬が4勝、5歳馬が3勝、6歳馬が2勝、4歳馬が1勝という結果になった。普通なら4歳、5歳が中心になるはずだが、函館記念は4歳馬が不振で5歳以上の馬が中心。調子が良ければ、7歳以上の馬でも好勝負になるということだ。

ハンデ戦だけに負担重量にも注目。過去10年の勝ち馬10頭の負担重量を調べてみると、ハンデ53.5kg~55kgの馬が5勝、55.5kg~57kgの馬が4勝、57.5kg~59kgの馬が1勝という結果になった。結論からいうと軽すぎず重すぎない53.5kg~57kgの馬が狙い目といえる。

小回りの函館だけに各馬の脚質も調べてみた。過去10年の出走馬の4コーナーでの位置取りを調べてみると、4コーナーで先頭を走っていた馬が【2,0,4,4】と2勝しており、複勝率も60%と高い数値をマークした。また4コーナーで11番手以下だった馬は【0,0,1,51】とまったく振るわない。まず評価を下げるべきは追い込み一辺倒の馬、直線勝負では直線の短い函館では差し切れない。脚質的には逃げ・先行馬が優位で、差し馬でも直線勝負の馬よりは、早めに動けるタイプが好走しやすい。

最後の枠番を調べてみた。過去10年の勝ち馬の枠番を調べてみると、2枠と3枠が3勝ずつ、4枠が2勝していて、6枠と8枠が1勝ずつという結果になった。内(1枠~4枠)と外(5枠~8枠)という考え方をすると、内枠が優位ということがいえる。ただし内枠でも1枠は1勝もしておらず、鬼門になっていることは覚えておこう。

気になるデータをざっと挙げてみた。函館記念は荒れるハンデ重賞、しっかり予習してレースで高配当を仕留めて欲しい。

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