【本日の中京記念[G3]・函館2歳S[G3]結果・レース回顧】3人気グルーヴィットが重賞初V!函館はビアンフェが逃げ切り勝利

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西の方から徐々に梅雨が明け始め、いよいよ夏本番を迎える日本列島。夏競馬も今週で函館、中京、福島競馬が終了し、次週からは札幌、新潟、小倉に舞台を移し、夏の熱い戦いが続いていく。最終週となった今週は、中京で古馬のハンデキャップ重賞となる中京記念[G3]、北の大地では今年の2歳馬最初の重賞となる函館2歳ステークスが行われた。

まだ梅雨の明けない中京では今週も雨が降り、馬場状態は稍重でのレースとなった。1人気は重賞2勝、G1レース2着の実績を誇るプリモシーン、続く2人気は14番のカテドラル、3人気にグルーヴィット、この3頭に人気が集中し単勝10倍を切る人気となったのは3頭だけだった。

1番のグランボヌールが好スタートから先手を取りに行くが、それを制して外から8番のツーエムマイスターがハナを切る。16番のキャンベルジュニア、内から5番のグルーヴィット、7番のプリモシーンや10番のコスモイグナーツが続き先団を形勢。
中団には6番のクリノガウディー、4番ジャンダルム、3番のヴィネットが好位で脚を溜め、後方に14番のカテドラル、2番のエントシャイデン、12番のロードクエストと13番のビーズインラヴが最後方という展開でレースが進む。

前半の半マイル(800m)が46秒7と平均的なペースでレースが進み直線を迎える。直線で先頭に立ったのはグランボヌール、真ん中からキャンベルジュニアとプリモシーンが差を詰め、その外からグルーヴィット、クリノガウディーが並んで追い込んでくる。大外に持ち出すカテドラル、さらに外からロードクエストで残り200m。
押し切ろうとするグランボヌールを交わしに掛かるプリモシーン、その外から3枠の2頭グルーヴィットとクリノガウディーが追い込む。大外一気を狙ったカテドラルとロードクエストは伸びを欠いて残り100m、プリモシーン先に抜け出そうとするところを、3枠の2頭が襲いかかり、最後はこの2頭の一騎打ち。グルーヴィット、クリノガウディー、グルーヴィットがクリノガウディーをハナ差押さえて1着となった。
3頭出走していた3歳馬の内の2頭で決着。ハンデを生かした馬たちが上手く立ち回った一戦となった。1着は3人気のグルーヴィット、2着は6人気のクリノガウディー、3着は1人気のプリモシーンで、3連単は1万5,690円の万馬券決着となった。

北の函館では今年最初の2歳重賞、函館2歳ステークスが行われた。1人気に押されたのは前走の函館を好タイムで勝った3番のレッドヴェイパー、2人気は阪神の新馬戦を快勝した5番のタイセイビジョン、6番のパフェムリ、1番のビアンフェ、11番のスマートカーリーと5頭が単勝10倍を切る人気となった。

小回りで直線の短い芝1200mでの競争、スタートで大きく明暗の分かれる結果となった。先行すると思われた1人気のレッドヴェイパーがスタートで立ち遅れて最後方、ダッシュの付かない2人気のタイセイビジョンも後方待機と人気の両馬が後方からの競馬となった。
外の馬が牽制しあう中、先頭に立ったのはビアンフェ。スタートはあまり良くなかったが、ダッシュがついて一気に先頭、先団を引き連れて3コーナーに入る。4番のリュウノゲキリン、8番のプリンスリターンがビアンフェに続き先団を形勢。
中団にパフェムリやスマートカーリーなどが続き、人気の2頭を後方のまま4コーナーから直線を迎える。

楽な手応えで後続馬を突き放しにいくビアンフェ、後続馬も追いすがるがなかなか差が詰まらない。2人気のタイセイビジョンが追い込んでくるが、ビアンフェの脚も衰えない。
最終的には1馬身半ぐらいまで差が詰まるものの、ビアンフェがタイセイビジョンを抑えて1着でゴール板を通過した。

スタートはあまり良くなかったが、内から先行し最短距離を駆け抜けたビアンフェの勝利、後方待機となった2人気のタイセイビジョンは追い込むも2着まで、1人気のレッドヴェイパーも差を詰めたが5着が限界だった。先行した11人気のプリンスリターンが3着となり、三連単は7万3,570円の高配当決着で、今年最初の2歳重賞は幕を閉じた。

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