【新潟競馬・小倉競馬|レパードS[G3]・小倉記念[G3]レース結果・レース展開回顧】10人気ハヤヤッコが重賞初V、九州はメールドグラース重賞3連勝

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日本列島も暑さが厳しくなる中、今週は新潟で3歳馬のダート重賞レパードステークス[G3]が行われた。夏に力をつけ秋に大きなところを狙おうというダート馬が集結した。

1人気に支持されたのは、ドバイのUAEダービーを4着、前走のジャパンダートダービーを2着した10番のデルマルーヴル。これに続くのが4番のヴァイトブリック、13番サトノギャロス、11番エルモンストロ、ここまの4頭が10倍を切る人気となった。

横一線の綺麗なスタートからの先行争い。激しくなった先行争いは1コーナーまで続き、コーナーワークで先頭に立ったのは8番のハヤブサナンデクン、外にピッタリとサトノギャロスがマークし、その後ろに15番のビルジキール、12番ロードリバーサル、7番ブラックウォーリアが続き、ここまでが先団。
中団にエルモンストロ、デルマルーヴル、14番アッシェンプッテルと追走。その後ろにヴァイトブリック、5番ワシントンテソーロ、2番のアヴァンセ、6番のハヤヤッコまでが中団。3番のブルベアイリーデ、1番のメスキータが後方待機という展開で3コーナーへ向かう。

前半1000m通過が1分00秒1と芝のレースなみのハイペース。最後の直線で先頭は逃げるハヤブサナンデクン、これを1人気のデルマルーヴルが交わし先頭に躍り出る。外を突いて追い込むのがアッシェンプッテル、並んで追い込むハヤヤッコにエルモンストロ、大外から追い込むのがブルベアイリーデ、最内を突いてトイガーも差を詰めてくる。
残り200mで先頭はデルマルーヴル、外からハヤヤッコがグイグイ伸びて残り100m、ハヤヤッコとデルマルーヴルの追い比べは、外のハヤヤッコがデルマルーヴルをクビ差押さえての1着、2着には人気に応える走りをしたデルマルーヴル、3着は内から差を詰めたトイガーとなった。

勝ったハヤヤッコは10人気、2着に1人気のデルマルーヴルが入ったものの、3着は11番人気のトイガーで三連単27万9,040円の高配当決着。コール前は大混戦となったが、10人気のハヤヤッコが重賞初制覇を成し遂げた。

九州の小倉競馬場では夏のハンデ重賞、小倉記念[G3]が行われた。1人気に支持されたのは重賞連勝中の8番メールドグラース、これに続くのが上り馬の5番アイスストーム、2番アイスバブル、3番タニノフランケルと4頭が10倍を切る人気となった。

バラバラっとしたスタートから、果敢に先手を主張するのが13番のストロングタイタン。内からタニノフランケル、中からノーブルマーズも迫って1コーナーへ。ハナを切って逃げたのはストロングタイタン、タニノフランケル、ノーブルマーズと続き向こう正面、1番カフェブリッツ、2番アイスバブル、10番シャイニービームまでが先行集団。
7番レトロロック、5番アイスストーム、11番クリノヤマトオーが中団を形成し、1人気のメールドグラースは中団の後ろ、並ぶように12番のアドマイヤアルバが続く。4番のアウトライアーズと9番のカデナが後方待機、全馬10馬身圏内でひと固まりとなり、一段で3コーナーへ向かう。

1000mの通過が1分00秒4のスローペース。全馬、余力を持った状態で直線の瞬発力勝負に挑む。
直線で先頭に立つタニノフランケルをノーブルマーズが交わしに行き、中からクリノヤマトオーとアイスストームが並んで差を詰め、外から追い込むのがメールドグラースとカデナ。
残り100mでもタニノフランケルとノーブルマーズが競り合う中、外から一気にメールドグラースとカデナが脚を伸ばす。メールドグラースが内の2頭を差し切った所がゴールとなった。

勝ったのは1人気のメールドグラース、2着は一緒に追い込んだ6人気のカデナ、3着は5人気のノーブルマーズで三連単は3万1,100円の万馬券決着。メールドグラースは5連勝、新潟大賞典[G3]、鳴尾記念[G3]に続き重賞は3連勝、秋の天皇賞に向けて楽しみな馬が現れた。

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