【札幌競馬・新潟競馬|エルムS[G3]・関屋記念[G3]レース結果・レース展開回顧】ミッキーグローリー重賞2勝目、札幌はモズアトラクションが重賞初V

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

暑さも本格化して夏本番を迎える日本列島、今週は新潟競馬場でサマーマイルシリーズ第2戦となる関屋記念[G3]、札幌競馬場では北海度シリーズ唯一のダート重賞エルムステークス[G3]が行われた。

昨年は51キロの3歳馬プリモシーンが快勝、その後ヴィクトリアマイル[G1]で2着するなどこのレースをきっかけに飛躍しました。今年も勢いのある3歳馬か勝のだろうか?1人気は昨年のマイルチャンピオンシップで5着の実績を誇るミッキーグローリー、これに続くのがハンデ53キロの3歳馬ケイデンスコール、ロシュフォール、ソーグリッタリング、サラキアの5頭が10倍を切る人気となった。

全馬綺麗なスタートを切ったがダッシュの付かない10番ロシュフォールは後方からの競馬、内から1番マイネルアウラートが押しながらハナら先頭に立つ。6番ソーグリッタリング、その内から4番オールフォーラヴ、さらに内からスルスルと2番のヤングマンパワー、外からは18番トミケンキルカス、17番ハーレムラインも続いて先団は大きな塊となる。
その後ろに5番サラキア、8番エントシャイデン、その内に3番ケイデンスコール、外から9番ディメイシオン、14番ミエノサクシードが続き中団を形勢。
後方に10番ロシュフォール、12番フローレスマジック、11番リライアブルエースと並び、その外に1人気の13番ミッキーグローリーが続き、16番サンマルティン、7番ロードクエストが最後方で4コーナーへ向かう。

前半の800mが46秒5とペースとしては緩い流れ、全馬、新潟の長い直線に備えて脚を溜め、直線の瞬発力勝負に挑む。外回りコースで最後の直線に向いた所が残り600m、隊列はまだ崩れず各馬追い出しのタイミングを見ている。内回りコースとの合流地点が残り400m、ここで先頭のマイネルアウラートが苦しくなり、先頭に立ったのがソーグリッタリング、外からミエノサクシードが並びかけ、外からサラキア、ディメイシオンも並んで追い込んでくる。馬場の中ほどに持ち出したのは1人気ミッキーグローリー、2人気のケイデンスコール、大外から追い込んでくる。残り200mになってもソーグリッタリングとミエノサクシードの競り合いが続き、外から伸びてくるのは1人気のミッキーグローリー。残り100mは3頭の追い比べ、追い込んだミッキーグローリーは半馬身抜け出した所がゴールだった。

勝ったミッキーグローリーは、昨年のマイルチャンピオンシップ以来の9ヶ月ぶりの競馬だったが、実力を見せつけ京王杯オータムハンデに続く重賞2勝目となった。2着には6人気のミエノサクシードが入り、3着は4人気のソーグリッタリングで三連単2万6,410円の万馬券決着、2人気に押された3歳馬ケイデンスコールは直線伸びを欠き14着と惨敗した。

札幌競馬場ではエルムステークス[G3]が行われた。北海道シリーズで勝ち上がってきた上り馬、交流戦などのダートで活躍する実績馬や3歳馬など、秋のダート重賞を占う上で重賞な一戦となる。1人気は交流重賞のマーキュリーCを勝った3歳馬グリム、2人気はモズアトラクション、3人気はリアンヴェリテと、2人気、3人気は函館のダートで好走した馬が人気となった。

全馬一団のスタート、注目の先行争いは最内から1番マルターズアポジーが気合を付けるも、3番のドリームキラリが押して先頭を奪いに行く、大外の14番のリアンヴェリテも先行争いが激しくなるのを覚悟でドリームキラリから先頭を奪いにいく、中からは初ダートのG1馬タイムフライヤーが続き4頭が後続を引き離す形で逃げていく。
2番手集団の先頭に2番のテーオーエナジー、その後ろに1人気の12番グリム、13番ハイランドピーク、5番モルトベーネ、11番レッドアトゥ、中団後方に4番モズアトラクションと8番メイショウスミトモが続き、後方に6番サトノティターンと9番サングラス、10番のリーゼントロックが最後方という流れで3コーナーへ向かう。

前半1000mが58秒5と予想通りのハイペース、向こう正面で縦に長くなっていた隊列が、3、4コーナーでギュッと縮まっていく。4コーナーでも先頭はドリームキラリ、ぴったりとマークするリアンヴェリテ。後方からモズアトラクションにグリム、レッドアトゥも差を詰めて直線に向かう。
ここで先頭はリアンヴェリテ、外からタイムフライヤーが並びかけ、内からハイランドピークも差を詰める。真ん中からモズアトラクションが追い込み、グリム、レッドアトゥは外へ持ち出す。残り200mで抜け出したのはモズアトラクション、1人気のグリムは直線で伸びがない。外からはレットアトゥとサトノティターンが追い込んでくる。
残り100m抜け出したモズアトラクションの勝利は確定、焦点は2番手争い粘るリアンヴェリテに内から伸びてきたハイランドピーク、外からレットアトゥにサトノティターンも追い込んでくる。最後は内から伸びたハイランドピークが2着を確保、3着は外から追い込んだサトノティターンという着順になった。

勝ったモズアトラクションは重賞初勝利、2着に10人気のハイランドピーク、3着に4人気のサトノティターンで三連単は10万超えの14万3,000円の高配当決着となった。小回りコースで差し切ったモズアトラクション、秋は直線の長いコースでどんな追い込みを見せてくれるのか、秋に向けて楽しみな1頭が現れた。

※「うまLINEウェブ」公式LINE@では毎週土日のの重賞レースの【買い目】無料配信中!LINE@友だち追加するだけ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加