【新潟競馬・小倉競馬|新潟記念[G3]・小倉2歳ステークス[G3]レース結果・レース展開回顧】ユーキャンスマイルがクビ差抑え重賞2勝目!小倉はマイネルグリットが無傷の3連勝

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長く続いた夏競馬も今週でラスト、来週から秋競馬がスタート、9月29日のスプリンターズステークス[G1]など、秋のG1競走に向けたトライアル戦が行われる。
夏競馬のラストを飾る重賞レースは、新潟競馬場で古馬のハンデキャップ重賞、新潟記念[G3]。小倉ではスピード自慢の2歳馬が集結した、小倉2歳ステークスが行われた。

新潟記念を勝って天皇賞(秋)を目指す馬も多く、今年も秋の飛躍を求め多くの馬が参戦してきた。1人気に支持されたのは、前走のエプソムカップ[G3]を勝って初重賞制覇、重賞連勝を狙うレイエンダ。2人気は昨年の菊花賞3着、春の天皇賞5着の実力馬ユーキャンスマイル。フランツ、センテリュオの4頭が10倍を切る人気となった。

全馬、綺麗なスタートから、ポンと好スタートを切った11番のクラウンディバイダ、そのままハナを切りに行くが、外の各馬も好スタートを切っており、15番のブラックスピネル、17番ゴールドサーベラス、18番ダッシングブレイズが続き、先団4頭の後ろに12番ショウナンバッハ、16番センテリュオ、13番ケントオー、14番サトノワルキューレの8頭が先団を形勢。
中団は8番のクリンチャー、その横に1人気の9番レイエンダ、外には10番のカヴァル、内から5番のジナンボーと7番のユーキャンスマイル。
後方は6番のカデナ、内に3番のダイワキャグニー、間に4番のフランツ、後方2番手に2番のアクート、最後方に1番のサトノキングダムという隊列で3コーナーへ向かう。

クラウンディバイダが逃げるのかと思ったが、外から強引にハナを奪ったブラックスピネルが先頭でペースを作る。前半の1000m通過が58秒6、平均よりも少し早いぐらいのペースでレースが流れる。
新潟の外回りコースでのレース、直線は600mと長いので道中は動かず、各馬、直線の追い比べに向けて脚を溜める。

最後の直線に入って先頭は逃げたブラックスピネル、全馬18頭が横一線に広がっての追い比べ、どの馬が伸びてくるのか注目が集まる。
残り400mで先頭はブラックスピネル、馬場の中ほどを軽快に逃げる。最内を突くのは2番手いたクラウンディバイダ、外からユーキャンスマイル、サトノキングダム、クリンチャー、ジナンボーと並んで追い出し、大外からレイエンダ、サトノワルキューレ、カデナ、ショウナンバッハと追い込んでくる。
残り200mで先頭を奪ったのはユーキャンスマイル、連れてジナンボーも差を詰め、外からカデナ、ショウナンバッハが猛追する。1人気のレイエンダは馬群の中で伸び悩んでいる。残り100mではユーキャンスマイルとジナンボーの追い比べ、外からカデナ、ショウナンバッハは3着争い、内のユーキャンスマイルがジナンボーの追撃をクビ差押さえての1着、2着に6人気のジナンボー、3着に8人気のカデナが入り三連単は10万5,090円の高額万馬券での決着となった。

勝ったユーキャンスマイルは重賞2勝目、距離3000m以上のレースで実績を残していたが、2000mで勝ったのは大きな収穫。秋は長距離路線が、それとも中距離路線か、今後の動向に注目したい。

小倉にはスピード自慢の2歳馬が集結し、小倉2歳ステークスが行われた。1人気に支持されたのは、新馬戦で2着以下に4馬身差で圧勝してカイルアコナ、2人気は6月8日に阪神の新馬戦を勝利したトリプルエース、マイネルグリット、ラウダシオン、テーオーマルクスの5頭が10倍を切る人気となっていた。

スタートでダッシュが付かなく後方からの競馬となったのは2人気の5番トリプルエース、先行争いは2番テーオーマルクス、4番ヒメサマ、12番のカリニート、8番のホープホワイト。さらに間から6番ヒバリも上がって行き、内から1番のローランダーも先団に取り付き、先団は3、4頭が横並びとなる大きな集団となった。
その後ろに13番のゼンノジャスタ、内から9番シゲルミズガメザ、10番マイネルグリット、14番のミントティーまで中団。
後方に控えるのが3番のラウダシオン、11番グランドデューク、最後方に5番トリプルエースという位置取りで3コーナーへ入る。

前半の半マイル45秒9、1000m通過が57秒9、重馬場を考慮してもペースは速い。差し馬、追い込み馬が有利な展開で直線に入る。
逃げたテーオーマルクスが粘り込む中、内を突いて追い込むトリプルエース、外からマイネルグリットとゼンノジャスタが並んで追い込み、大外からラウダシオン。
残り200mで内から伸びてくるトリプルエース、真ん中から差すマイネルグリット、外から追い込むラウダシオン。残り100mでトリプルエースとマイネルグリットの戦い、外から伸びてくるがラウダシオンは3着まで、ゴール前2頭の追い比べをクビ差制したのは外のマイネルグリット。2着に2人気のトリプルエース、3着に4人気のラウダシオンで三連単は1万7,400円の万馬券決着となった。

勝ったマイネルグリットは3連勝で重賞制覇。1600mの新馬戦を勝っているだけに、暮れの朝日杯FS[G1]を目指すローテーションになりそうだ。

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