【東京競馬|富士ステークス[G3]レース結果・レース展開回顧】ノームコアが重賞3勝目

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秋のマイル王決定戦マイルチャンピオンシップに繋がる富士ステークス[G3]。今週も週末は雨模様、レースも良馬場ではなく稍重のコンディションで行われた。
1人気に支持されたのは3歳のマイル王アドマイヤマーズ、芝1600mは5戦5勝と負けていない。2人気はヴィクトリアマイルを制し、春に牝馬の頂点にのぼりつめたノームコア。3人気は巻き返しを狙うレイエンダ、この3頭が10倍を切る人気にとなった。

スタートは10番のカテドラルが立ち上がるようなスタートで後方からの競馬、内からダッシュ良く飛び出した4番トミケンキルカス、最内から1番のキャンベルジュニア、真ん中から5番のショウナンライズ、これに続くのが6番イレイションに12番のエメラルファイト、13番のジャンダルムも前に行き先行集団を形勢。
中団には内から2番のレッドオルガ、真ん中に8番メイショウオワラ、外に11番のリコーワルサーに15番のロジクライ。その後ろに1人気アドマイヤマーズ、マークするように16番のノームコアが続き、内側にカテドラル、外にクリノガウディーと9番レイエンダで中団を構成。
後方に14番のダッシングブレイズ、最後方に18番のストロングタイタンという隊列でレースが流れる。人気馬は中団から後方に位置取ってレース脚を溜めている。

前半の800mが47秒0、1000m通過は58秒9と落ち着いた流れでレースが進み、最後の直線の追い比べに向けて脚を溜める。
直線でも先頭はトミケンキルカス、外かイレイションが並びかけ、内からショウナンライズが追い出し、追い込み各馬も外に持ち出し進路を確保する。
残り400mで全馬が横一線となって叩き合い、3枠のショウナンライズとイレイションが抜け出しをはかるが、外からエメラルファイト伸びてくる。残り200mでようやく追い込み馬にもエンジンが掛かり、外からレッドオルガ、大外からノームコアも脚を伸ばしてくる、1人気のアドマイヤマーズは伸びきれずに苦しい展開で、一番外から猛然とレイエンダが追い込んでくる。
残り100mで抜け出そうとするエメラルファイトに、レッドオルガ、ノームコア、レイエンダが押し寄せ、ノームコアが1馬身抜け出したところがゴールとなった。2着には大外から追い込んだ3人気のレイエンダ、3着に4人気のレッドオルガが入り、3連単は3万3,510円の万馬券決着となった。1人気のアドマイヤマーズは直線で伸びきれず9着に敗れた。

勝ったノームコアは重賞3勝目、春の女王が秋も力を示した一戦となった。1人気のアドマイヤマーズは休み明けが影響したのか9着、3歳勢で最先着したのは4着のクリノガウディー。マイル路線に関しては3歳馬よりも、古馬の方が勝っているということだろうか。本番のマイルチャンピオンシップで、この着順がどう変わるのか注目したい。

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