【フェブラリーS結果】7連勝で武豊のインティ重賞初制覇!藤田菜七子のコパノキッキングは5着

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今年最初のG1競走フェブラリーステークスが東京競馬場のダート1600mで行われた。6連勝で1人気に推されたインティ、女性騎手初のG1競走騎乗の藤田菜七子騎手が騎乗する4人気のコパノキッキング、ダート界でトップクラスの実力を誇るゴールドドリーム。各馬に注目しながらフェブラリーステークスを振り返ってみよう。

内から集団を引っ張るインティ

レースはバラバラっとしたスタート、13番のノンコノユメで出遅れて最後方、どの馬が主導権を握るのか。好スタートから逃げる構えを見せるサンライズソア、しかしダートコースに入って内からインティは先頭に立ち集団を引っ張り、2番手にサンライズソアで折り合う。サクセスエナジー、モーニンが続き、ユラノト、ゴールドアリュール、オメガパヒュームは中団待機、サンライズノヴァ、クインズサターンが後方待機、コパノキッキングは最後方。

クビ差までインティを追い詰めたゴールドドリームが2着!

3コーナーから4コーナーに掛けて馬群は一団となり最後の直線へ向かう。逃げるインティを追い掛けるサンライズソア、外に持ち出して追い込むゴールドアリュール、コパノキッキングは一番外に持ち出し大外一気を狙う。残り200mとなって後続を3馬身突き離すインティを外からゴールドドリームが追い詰め2頭の一騎打ち。3着争いは内から伸びるユラノト、真ん中から突っ込むモーニン、外から追い込むコパノキッキング。ゴールドドリームが逃げるインティをクビ差まで追い詰めた所がゴールとなり、7連勝でインティが優勝し、2着にはゴールドドリーム、3着には内から伸びたユラノトが入り人気サイドの決着となった。

好騎乗の武豊、7連勝!

今年の勝負のポイントは先行争いにあったといえるだろう。東京のダート1600mは芝の上からのスタートでダッシュが付くため、3コーナーまでのポジション争いが激化しペースが速くなると、400m以上ある最後の直線で先行馬が総崩れとなり、追い込みの競馬となることが多い。

ハイペースになりやすい東京のダート1600mで、今年インティが刻んだペースはスローペース。スタート直後、好スタートのサンライズソアが逃げようとしたが、インティは出ムチなど無理して逃げようとはせずに、馬のスピードが乗ってから無理せずハナを取った武豊の好騎乗が大きかった。

さすが百戦錬磨の武豊というところだが、2015年にコパノリッキーで武騎手は2番手から競馬をして勝利している。ペースに惑わされず自分のペースで競馬をすれば勝てるという自信があったからこそ、五分のスタートでも慌てなかったのだろう。
最終的にゴールドドリームをクビ差押さえられたのも、自分のペース(スローペース)で走れたことが勝利に繋がったといえる。

2017年にフェブラリーステークスを勝利し、昨年は2着そして今年も2着となったゴールドドリーム。どんな展開になろうとも好勝負に持ち込める強さは、ダート界のトップクラスを走り続ける馬だけのことはあり、今年で6歳となるがまだまだ若い世代に引けを取るような馬ではないことが証明された。

注目のコパノキッキングは5着

注目された藤田菜七子騎手のコパノキッキングは、初の1600mということでスタートから抑えて最後方待機を選択した。4人気で5着なので初騎乗としては上出来なのかもしれないが、無理に抑えず中団で競馬をしていたら3着争いに加われていたかもしれない。
コパノキッキングは今回メンバー最速の上がりで追い込んでおり、距離が延びた1600mでも勝負できるということが分かった。

新星インティに昨年のダート王ルヴァンスレーヴ、どちらが強いのか今後のダート路線かも目が離せなくなってきた。

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