【レース回顧】中山ウインブライト連覇、阪神は11人気スマートオーディン!

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今週から中山と阪神の開催がスタート、今開催のラストにはクラシックの桜花賞、皐月賞が控えており、だんだんと春が近づくにつれてトライアル、G1競走と競馬も盛り上がっていく。スタートなる今週を彩るのは中山記念と阪急杯、どちらも春のG1競走に向けて大事なステップレースといえるだろう。

中山1人気馬は秋華賞馬ディアドラ

5頭のG1ホースが出走した中山記念、今年も豪華な顔ぶれとなりこのレースをステップに、海外遠征、国内G1と思い思いのレースに羽ばたいていく。
1人気に支持されたのはルメール騎乗が評価されたのか秋華賞馬のディアドラ、続く人気はマイルCSの覇者ステルヴィオ、そしてスワーヴリチャードとエポカドーロが単勝5倍台で並ぶ人気となった。

スタートは全馬揃った綺麗なスタート、内枠を生かしハナに立ったのは大方の予想通りマルターズアポジー、前走は出遅れて逃げられずココは意地でも譲れないとばかりに先頭へ踊り出る。2番手は桜花賞馬のラッキーライラック、皐月賞馬のエポカドーロは外からの3番手、ウインブライト、ステルヴィオと続き、1人気のディアドラは8番手と人気馬の中では一番後ろに構え、先行馬の動きを見ながらレースを進める。

勝負所でラッキーライラックが動く!

11頭と少ない頭数だが隊列は縦長、先頭から最後方までは20馬身以上の差があった。前半1000m通過が58秒2と平均より早いペースでマルターズアポジーが引っ張る。勝負所の3コーナーで1番に動いたのは2番手ラッキーライラック、53キロを生かして早めに逃げたマルターズアポジーを捉えに行く、前が動いたのを見てステルヴィオ、スワーヴリチャードが先団を目指して進出、3番手のエポカドーロは逆に後方からの仕掛けを待ち直線まで脚を溜める。1人気のディアドラは、ステルヴィオやスワーヴリチャードよりもワンテンポ仕掛けを送らせて直線の追い込みに掛ける。

直線で先頭に立つのはラッキーライラック、残り200mでも先頭に立ちこのまま押し切ろうとするとこに、エポカドーロ、ウインブライトがジワジワと近づいていく、その外をステルヴィオとスワーヴリチャードが追い込み、1人気のディアドラは伸びているものの、先頭まで差し切るには厳しい位置にいた。

大混戦から中山巧者ウインブライトが連覇!

大混戦となったゴール前でアタマ1つ抜け出したのは中山巧者のウインブライト、2着にラッキーライラックが残り、追い込んだステルヴィオが3着に入り、ウインブライトが昨年に続いて連覇を果たす結果となった。

先行したラッキーライラックにエポカドーロは34秒台、追い込んだステルヴィオ、スワーヴリチャード、ディアドラは33秒台の末脚で追い込んでおり、次の目的に向けて力を出したといえる。着順は位置取りの差で、能力的な差ではないといっていいだろう。昨年に続きG1馬相手に勝利したウインブライト、混戦を制する勝負根性はG1級といっていいだろう。

阪神は11人気スマートオーディンが差しきる!

阪神では高松宮記念に繋がる前哨戦、阪急杯が行われた。こちらは連覇を狙うダイアナヘイローが前走と同じように逃げる展開、直線で後続馬が一気に詰め寄るゴール前となったが、1頭だけ次元の違う末脚で追い込んだ11人気のスマートオーディンが差し切った。

3歳時には京都新聞杯[G2]を制した実力馬、古馬になって2桁着順が続き不振を極めていたが距離を縮め復活の差し切り勝ち。18頭中33秒台の末脚で追い込んだのはこの馬だけ、短距離界に新しい新星が誕生した一戦となった。

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