【弥生賞結果・レース回顧】8人気メイショウテンゲンV!ニシノデイジーは4着に敗れる

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3月3日は桃の節句、昨日は桜花賞トライアルのチューリップ賞が行われ、2歳牝馬女王のダノンファンタジーが圧巻のレースで女王の威厳を見せつけた。本日は中山で皐月賞トライアルの弥生賞が行われた。3着以内に入れば皐月賞への優先出走権が得られるので、勝つのではなく3着以内を狙って出走してくる馬も少なくない。

今年の弥生賞は2つの大きなアクシデントがあった。1つ目はC・ルメール騎手の乗り替わり、土曜日の12Rで馬場入り後に放馬、その際に落馬して負傷、左大転子部皮下血腫、左股関節挫傷、左足関節打撲傷と診断され、本日騎乗予定の10鞍すべて乗り替わった。その為、弥生賞のラストドラフトには田辺騎手が騎乗する事となった。

2つ目は週末の雨、土曜日からポツリポツリと降り出した雨は日曜日に本格化、大粒の雨が中山競馬場に降り注ぎ、あっという間に馬場状態が悪化、土曜日は良馬場だった芝コースが一転して重馬場と変化した。

1人気に支持されたのは重賞2勝の実績が光るニシノデイジー、続く2番人気は連勝で京成杯を制したラストドラフト、3人気は昨年のダービー馬ワグネリアンの弟カントルとなった。

バラバラっとしたスタートとなり、好スタートを切ったのは内の3頭、ラストドラフト、ニシノデイジー、カントル、人気の3頭が好スタートを切り思い思いのポジションを取にいく。好枠を利して先頭に立ったのはラストドラフト、外からヴァンケドミンゴが2番手に上がり、内で折り合い付けるカントルとニシノデイジー。縦長の展開になり後ろから2番目にシュヴァルツリーゼ、最後方にブレイキングドーンという態勢になった。

淡々としたペースで流れ1000m通過が1分1秒8、タイム的には平均ペースだが重馬場ということを加味すると、ペースは平均よりも速いペースで流れたと考えるのが妥当だろう。

勝負所の3コーナー、残り600mを過ぎたあたりで2番手のヴァンケドミンゴとナイママの2頭が逃げるラストドラフトを捕まえにいく、それに連れてニシノデイジーとメイショウテンゲンが上がっていき直線に向かう。
逃げるラストドラフトが一杯になり、内からカントル、ニシノデイジーが抜け出しを計る。馬場の中ほどから差してくるメイショウテンゲンに、大外から追い込むシュヴァルツリーゼとブレイキングドーン。
内の2頭が伸び悩む中、残り200mで先頭に立ったのはメイショウテンゲン、外から追い込むブレイキングドーンに、さらに外からシュヴァルツリーゼだが、先頭でゴール板を駆け抜けたのは8人気のメイショウテンゲン、2着にはシュヴァルツリーゼ、3着にブレイキングドーンで、三連単は45万越えの高配当決着。1人気のニシノデイジーは4着に敗れた。

今回の結果を分けたのは馬場状態、馬場の悪い内側を終始走り続けた人気の3頭は、直線半ばでスタミナが無くなり一杯になってしまった。後方待機に構え、直線でも馬場の良い外側を走った馬が、伸びて上位を占める結果となった。
馬場状態に泣いたニシノデイジーとラストドラフトには、本番での巻き返しに期待したい。

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