【ヴィクトリアマイル結果・レース回顧】ノームコアがGI初制覇で春のマイル女王に!

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4歳以上の最強牝馬を決めるヴィクトリアマイルが東京競馬場で行われた。上半期、春の最強牝馬に輝くのはどの馬か、最強牝馬アーモンドアイに匹敵する馬が出てくるのか?

1人気に支持されたのは、3歳時にアーモンドアイの好敵手だったラッキーライラック。2人気はNHKマイルの勝ち馬アエロリット、レッドオルガ、プリモシーン、ノームコアと5頭が10倍を割る人気となった。

18頭が綺麗なスタート、ダッシュの付かないデンコウアンジュは後方からの競馬。内からアルマフィコースト、クロコスミアが先手を伺うが、行き足を付けて先頭に立ったのが2人気のアエロリット。そのままグングンと加速し、アエロリットがペースを握る。
内のアマルフィコースト、クロコスミアが追走し、1人気のラッキーライラックは内の5番手。ラッキーライラックをマークするように、レッドオルガ、ノームコアが中団で待機。中団後方にプリモシーンという形で各馬が3コーナーを迎える。

スタートしてからの600mが33秒7、1000m通過は56秒1と平均より少し早いぐらいのペースでレースは流れて行く。軽快に飛ばすアエロリットは、後続に3馬身ぐらいの差を付け最後の直線に入る。
逃げるアエロリットに追いすがるのはアマルフィコーストにミッキーチャーム、2頭の外に出すがソウルスターリング。馬場の真ん中からクロコスミアと1人気のラッキーライラックが追い出し、フロンティアクイーンやプリモシーンが大外に持ち出し追い込みを掛ける。

残り200mで馬群は一気に凝縮、内で粘るアエロリットに、外からラッキーライラック、その横にノームコア、大外からプリモシーン。レッドオルガも内を縫うようにして追い込んでくる。残り100mで先頭に立ったノームコアに、外からプリモシーンが並びかける。クビ差まで追い詰めたところがゴールとなり、ノームコアが春の最強牝馬の座に輝いた。
鞍上のダミアン・レーン騎手は4月27日から短期免許で騎乗し、今日までの5日間で既に13勝。今週から騎乗停止となっているルメール騎手の乗り馬にレーン騎手が乗っているということもあるが、勝率29.5%、連対率38.6%、複勝率54.5%と2頭に1頭は馬券圏内に持ってくるという圧巻のパフォーマンス。たった5日の騎乗でメールドグラース(新潟大賞典[G3])、タワーオブロンドン(京王杯スプリングカップ[G2])、ノームコア(ヴィクトリアマイル[G3])で重賞3勝。日本ダービーで2冠を狙うサートゥルナーリアは、ルメール騎手が騎乗停止の為、レーン騎手で2冠を目指すという話も聞いている。ルメール騎手が戻ってくる6月1日までは、レーン騎手の勢いが止まりそうもない。

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