【エプソムC[G3]・マーメイドS[G3]結果・レース回顧】波乱の東西G3戦!東京はレイエンダ、阪神はサラスがそれぞれ重賞初勝利

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今週は日曜日に東西でG3競走が行われ、これから始まる夏競馬、さらには秋に向けて飛躍を求める馬たちが、東京と阪神に分かれて戦った。

東京競馬場では秋に向けて飛躍を求める馬が集結したエプソムカップ[G3]、1人気はオープンで2連勝と勢いに乗るソーグリッタリング。差がなくミッキースワロー、プロディガルサンと続き、ダノンキングダム、レイエンダの5頭が10倍を切る人気となっていた。

スタートは5番のアップクォークが出遅れて最後方、その他の12頭はスムーズなスタートを切った。真ん中から押し出されるように先頭に立ったのは6番のサラキア、その外に9番のレイエンダ。1人気のソーグリッタリングはレイエンダをマークするような形で先団を形成、中団には内から7番のプロディガルサン、外には14番のダノンキングダムと続き、中団後方に8番ミッキースワロー、最後方に出遅れたアップクォークという態勢でレースが進む。

スタートしてからの1000mが1分3秒9のスローペース。週末の雨で馬場も稍重となっており、追い込む馬にとっては非常に苦しいレース展開になっている。
直線に入っても逃げるサラキアが止まる様子はなく、逃げ切りをはかる所を2番手で脚を溜めていたレイエンダが差し切り1着となった。2着には逃げた7人気のサラキア、3着には中団から追い込んだ1人気のソーグリッタリングが入り、三連単は6万8,720円の高配当決着となった。

阪神で波乱含みのハンデ重賞のマーメイドステークス[G3]が行われた。単勝4.6倍で1人気になったのは4番のセンテリュオ、単勝4.8倍で続くのが11番のモーヴサファイア、ランドネ、ダンサールの4頭が10倍を切る人気となった。

スタートは揃い全馬綺麗なスタート、押してハナに立とうとする9番アドラータの外からから、10番のレーツェルがハナを切る構え、外から11番のモーヴサファイア、12番のフローレスと続き、さらに外からダンサールがきて1コーナーへ、最終的にはコーナーワークを利用してアドラータがハナを切り、後続に5馬身以上の差をつけての逃げを打つ。3人気のランドネが内からスルスルと3番手に上がり、ダンサール、フローレスマジックと続いて、11番のモーヴサファイアまでが先行集団。中団に構える15番のスカーレットカラーに16番のレッドランディーニ、後方に待機するのが1人気の4番センテリュオ、最後方に3番サラスという馬群でレースが進んでいく。

1000m通過が59.8という速い流れ、3コーナーへさらに人気の先行集団が速めに仕掛け、エプソムカップとは全く逆の追い込みの競馬となった。直線では先行集団から抜けだそうとするモーヴサファイアを、中団にいたレッドランディー二、スカーレットカラー交わし、さらに外から1人気のセンテリュオ。
最終的に最後方から競馬をしていたサラスが、直線で15頭とまとめて差し切り1着となった。2着には10人気のレッドランディーニ、3着には5人気のスカーレットカラーが入り、三連単は39万1,310円の大波乱となった。今週は関東も関西も伏兵が活躍する波乱の決着で幕を閉じた。

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