【みんなの反省会】函館記念~自分の形で競馬ができれば強いマイスタイルby佐藤圭TM – サンスポZBAT!競馬 https://t.co/zWiz8YEOqD
— サンスポZBAT!競馬 (@sanspoyosouou) July 14, 2019
サマー2000シリーズの第2戦となる函館記念[G3]、過去10年で1人気の勝ち馬が無く、1人気が過去10年で馬券に絡んだのも1回だけと1人気が不振のレース。今年1人気に支持されたのは、前走の巴賞で9着だったものの、過去にダービー4着の実績を誇る4番マイスタイル。2人気は福島でオープン特別を勝って勢いに乗る1番レッドローゼス、これに続くのが10番ステイフーリッシュ、16番のエアスピネルとここまでが単勝10倍を切る人気となった。1番人気のマイスタイルは単勝5.0倍、出走16頭中11頭が20倍を切る人気と分かれ、荒れる函館記念に相応しくオッズ的には大混戦のレースとなった。
前場揃ったスタートから先手を取りにいくのは1人気にマイスタイル。前走は逃げずに中途半端な3番手となってしまったので、今回は好枠もあり果敢にハナを切った。これに続くのが3枠の2頭。5番ドレッドノータスと6番マイネルファンロン、内からはレッドローゼスと2番のアメリカズカップ。外を突いては10番のステイフーリッシュ、トップハンデの16番エアスピネルも早め中団の外に構える。その後ろに4枠の7番カルヴァリオに8番メートルダール。15番のゴールドギア、14番のナイトオブナイツが追走し、後方に12番のスズカデヴィアスと11番マイネルサージュ、最後方に3番のブラックバゴという展開で1コーナーに向かう。
コーナーワークで2馬身、3馬身と差をつけて逃げるマイスタイル。前半1000mの通過が59秒8と平均よりも少し早いくらい、特に追いかける馬もなくマイスタイルのペースで3コーナーへ。ジワッと前に詰め寄るのは2番手にいたマイネルファンロン、後方待機の馬も3コーナーから仕掛け前を追いかける。馬群がギュッと凝縮していくが依然先頭はマイスタイルで4コーナーから直線へ。
ここでマイネルファンロンがマイスタイルを交わしに掛かる。内で応戦するマイスタイルに、外からステイフーリッシュ、レッドローゼスと中団にいた馬が鞭を入れる。大外から8枠の2頭、エアスピネルとゴールドギアが追い込んでくる。残り200mでも前の2頭の競り合いが続く、後続馬も追い込もうとするが前の2頭には届かない。内のマイスタイル、外のマイネルファンロン、内のマイスタイルが盛り返し、一歩前に出たところがゴールとなった。
終わってみれば小回りコースの函館らしい結果となり、1着~4着に入線した馬は皆1コーナーで4番手以内にいた馬で、典型的な前残りの競馬となった。勝ったマイスタイルは重賞初制覇、1人気不振の函館記念で堂々と逃げ切って見せた。2着は9人気のマイネルファンロン、3着に3人気のステイフーリッシュが入り、三連単は5万2,140円の万馬券決着。5万円台なら高額万馬券だと思うが…過去の結果と照らし合わせると、物足りない配当に感じるかもしれない。
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