2016年までは有馬記念の週が中央競馬開催の最終日となっていたが、2017年から番組が改正された。2016年まで2歳のオープン特別として行われていたホープフルステークスがG1競走に昇格され、年明けの金杯から逆算して1週間前の12月28日に行われるようになった。オープン特別時代から数えると今年で35回目となるホープフルステークス、2歳G1に昇格してからは2回目となる。
今まで2歳馬は牝馬であれば阪神ジュベナイズフィリーズ、牡馬であれば朝日杯フューチュリティステークスというように、共に阪神の芝1600mで行われるG1競走を目指していた。これからは距離適性に合わせ、中山の芝2000mで行われるホープフルステークスという新たな選択肢が生まれた。
中山競馬場の芝2000mは、翌年に行われる皐月賞と同じコース、同じ距離。なかなか関東圏で走ることが少ない関西馬にとって、良い予行演習になることは間違いない。
G1競走に昇格して1回目となった昨年は、京都2歳ステークスで2着し4戦2勝2着2回で挑んだタイムフライヤーが勝利した。
タイムフライヤーは翌年のクラシックで皐月賞10着、ダービー11着、菊花賞6着と振るわず、現段階では朝日杯に出走する馬の方がクラシックでは好成績を残している。
それでも皐月賞と同じコース同じ距離で争うアドバンテージは大きく、この差も年を重ねるごとに埋まってくるだろう。
今年出走を予定している馬は札幌2歳ステークス、東スポ杯2歳ステークスと既に重賞を2勝しているニシノデイジーを筆頭に、朝日杯フューチュリティステークス2着のクリノガウディー、オープン馬のアドマイヤジャスタ、コスモカレンドゥラ、サートゥルナーリアなど、昨年に比べてメンバーのレベルも高くなっている。
G1競走に昇格して2回目となるホープフルステークス。今年ラストのG1競走で、朝日杯を勝ったアドマイヤマーズに匹敵する馬が現れて欲しい。
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